
ドイツのKinderzuschlag(KiZ)は、保護者に一定の収入はあるものの、家族全体の生活費を十分に賄えない場合にKindergeldへ上乗せする子育て支援です。子ども1人あたり月最大297ユーロです。
この制度はドイツの居住・家族・所得等の条件を満たす世帯向けで、日本在住世帯が日本国内で利用できる制度ではありません。月297ユーロは最大額で、対象世帯に一律支給される額ではありません。
制度概要
実施機関
Bundesagentur für Arbeit(ドイツ連邦雇用庁)のFamilienkasse
対象地域
ドイツ
対象者
対象の子どもが同一世帯に住み、25歳未満で未婚等であり、保護者がその子についてKindergeldまたは同等給付を受けていることなどが基本です。
支給額・補助額
子ども1人につき月最大297ユーロ。保護者や子どもの所得・資産等により実際の額は減額される場合があります。
申請期間・利用期間
通年で申請できますが、原則として申請月より前に遡って支給されません。認定は通常6か月単位で、その後は再申請が必要です。
申請方法
Familienkasseへオンライン等で申請します。Bund-IDを利用すれば完全オンラインで手続きを完結できる案内があります。所得・住宅費・家族情報等の証明が必要です。
主な条件
保護者の総収入について、夫婦世帯は月900ユーロ、ひとり親は月600ユーロという最低収入基準があります。収入とKiZ、必要に応じて住宅手当等を合わせて生活費を賄える見込みも判定に関係します。
注意点
KiZとKindergeldは別給付です。2026年のKindergeldは子ども1人月259ユーロですが、その数字をKiZの297ユーロと混同したり、誰でも合計556ユーロを受け取れると表現したりしないでください。
申請月より前へ原則遡れない点が重要
対象になりそうでも申請を数か月遅らせると、その期間を後からまとめて請求できないのが大きな注意点です。直近の所得、家賃・住宅費、Kindergeld情報を揃えて早めに申請し、6か月後には状況を再確認して更新手続きを行います。
この記事のポイント
- 子ども1人月最大297ユーロ
- Kindergeld受給等が前提
- 最低収入は夫婦900ユーロ・ひとり親600ユーロが基本
- 原則6か月単位
- 申請前の月へ原則遡及しない
よくある質問
Q:297ユーロは全員が受け取れますか?
いいえ。297ユーロは子ども1人あたりの最大額で、世帯や子どもの所得等により減額されます。
Q:収入がまったくなくても対象ですか?
KiZには最低収入基準があり、夫婦世帯は月900ユーロ、ひとり親は月600ユーロが基本です。
Q:何か月前まで遡って申請できますか?
原則として申請前の月への遡及支給はありません。対象と思われる場合は早めの申請が重要です。
Q:Kindergeldと同じ制度ですか?
別制度です。KiZはKindergeld等を受ける世帯に、所得条件等を満たす場合に追加で支給されます。




