
ポルトガルでは、極度の貧困状態にある個人や世帯を対象に、最低限の生活を支える現金給付と社会・就労への統合支援を組み合わせたRendimento Social de Inserção(RSI)を実施しています。2026年の本人分の基準額は月€247.56です。
この制度はポルトガルで法的居住要件などを満たす生活困窮者・世帯向けです。日本に居住したまま利用できる給付ではありません。
制度概要
実施機関
Instituto da Segurança Social(ポルトガル社会保障機関)。
対象地域
ポルトガル。法的居住が必要で、EU・EEA等以外の国の国民は原則として少なくとも1年間の合法的居住が求められるなど、国籍・地位により条件が異なります。
対象者
極度の貧困状態にあり、社会的・職業的統合のための契約を結ぶ意思を示す人・家族が対象です。原則18歳以上。就労可能な失業者は居住地域の雇用センターへの登録なども要件になります。
給付額・支援額
2026年の基準は、申請者本人€247.56/月、同一世帯の追加成人1人につき€173.29、未成年1人につき€123.78です。これは世帯の最大基準額を構成する金額で、実際の給付は世帯所得等を差し引いて算定されます。
1€=178.709円(2026年9月10日)で換算すると、本人基準€247.56は約44,241円(約4.4万円)相当です。為替変動により円換算額は変わります。
申請方法
2026年9月3日更新のgov.ptでは、Segurança Social Direta(社会保障オンラインサービス)または社会保障窓口から申請できると案内されています。
申請期間
年度の短期公募ではなく、要件を満たす人が申請する継続型の社会給付です。2026年9月10日時点で申請サービスは稼働しています。
支給・利用時期
月額給付として支払われます。個別の開始日は申請・審査状況によります。
主な条件
- ポルトガルでの法的居住
- 極度の貧困状態
- 原則18歳以上(例外規定あり)
- 統合契約を結び、就労・訓練など適切な活動に応じる意思
- 就労可能な失業者は雇用センター登録など
- 世帯の所得・資産等を審査
予算上限・先着順
公式申請ページは先着制の公募とはしていません。個別の資格・資力審査による給付です。
注意点
gov.ptの申請ページ内には旧額€237.25が残っている箇所がありますが、政府系OneValueと2026年のPortaria n.º 71/2026/1では2026年のRSI基準額を€247.56と更新しています。金額は新しい法令・2026年データを優先して確認する必要があります。
この制度のポイント
- 極度の貧困状態にある個人・世帯向け
- 2026年の本人基準額は月€247.56
- 世帯人数に応じて基準額を加算し、所得等との差額で実額を算定
- オンライン申請が可能
- 現金給付だけでなく社会・就労統合の契約が制度の一部
公式ページでも更新タイミングがずれるため「法令年」を確認
RSIは公式サイトの古い表だけを見ると旧年度額を引用してしまうリスクがあります。2026年の記事では、最新の政府系政策データと2026年の金額改定法令を照合することが重要です。また「本人€247.56+家族加算=そのまま支給」ではなく、世帯所得等を差し引く点も必ず説明する必要があります。
よくある質問
Q:単身者なら毎月€247.56を満額受け取れますか?
必ずではありません。€247.56は2026年の本人分基準で、実際の給付額は世帯所得等を考慮して算定されます。
Q:失業していれば自動的に対象ですか?
いいえ。極度の貧困、居住、資力、統合契約など複数条件があり、就労可能な失業者には雇用センター登録なども求められます。
Q:オンラインで申し込めますか?
はい。gov.ptはSegurança Social Diretaからのオンライン申請を案内しています。




