
イタリア北東部のフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州は、暑さの影響を受けやすい高齢者の住環境改善を目的に、住宅用の夏季空調設備(エアコン)の購入・設置費を補助する新制度を開始します。補助率は対象経費の50%で、最大2,000ユーロです。
この制度はイタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のうち、人口密度要件を満たす自治体に居住する70歳以上の対象者向けです。日本在住者が利用できる制度ではありません。
制度概要
実施機関
Regione Autonoma Friuli Venezia Giulia(フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア自治州)。
対象地域
州内でも、人口密度が1平方キロメートルあたり300人を超える自治体にある主たる住居が対象です。州内全自治体が自動的に対象になるわけではありません。
対象者
申請者が70歳以上で、ISEEが25,000ユーロ以下、対象自治体に居住し、主たる住居に既存の夏季空調設備が設置されていないことなどが必要です。
支給額・補助額
対象となる購入・設置費の50%、最大2,000ユーロです。2026年9月12日時点の参考レート1ユーロ=176.616円で、最大額は約353,232円(約35.3万円相当)です。
申請期間・利用期間
オンライン申請は2026年9月16日10:00~10月14日16:00。2026年9月12日時点では、まだ受付開始前です。
申請方法
州の「Istanze online(IOL)」からオンラインのみで申請します。本人のほか、適切な委任を受けた代理人による申請も可能です。
必要書類
申請時には、申請者名義の見積書が重要です。見積書には、申請者の居住住宅への空調設備の購入・設置であること、事業者情報、工事・供給内容、費用、発行日などを明確に記載する必要があります。採択後の精算では、請求書や銀行振込関係書類等が必要です。
主な条件
- 70歳以上
- ISEE 25,000ユーロ以下
- 人口密度300人/km²超の対象自治体に居住
- 主たる住居に既存の夏季空調設備がないこと
- 対象経費の50%まで、上限2,000ユーロ
予算上限・先着順
予算は850,000ユーロ。申請は「窓口方式(procedimento a sportello)」で、提出順に審査し、利用可能な予算の範囲内で交付されます。州は、すぐに予算が付かなかった有効申請について、2027年12月31日まで有効性を保つと案内しています。
注意点
最大2,000ユーロは一律給付ではなく、対象経費の50%という補助率に上限を設けた金額です。たとえば対象経費が2,000ユーロなら補助額の上限は1,000ユーロです。また、2026年9月12日時点では申請開始前のため、「現在受付中」と表現するのは不正確です。
この記事のポイント
- 70歳以上かつISEE 25,000ユーロ以下などが条件
- 購入・設置費の50%、最大2,000ユーロ
- 最大約35.3万円相当(2026年9月12日換算)
- 申請は9月16日10時~10月14日16時
- 予算85万ユーロ、提出順に審査する先着型
よくある質問
Q:70歳以上なら州内のどこに住んでいても対象ですか?
いいえ。人口密度が300人/km²を超える対象自治体の居住者であることなどが必要です。
Q:2,000ユーロは必ず受け取れますか?
いいえ。対象経費の50%が基本で、2,000ユーロは上限です。
Q:9月12日時点で申請できますか?
まだできません。受付開始は2026年9月16日10時です。
Q:先着順ですか?
州は提出順に申請を審査し、利用可能な予算に応じて交付すると明記しています。早めの準備が重要です。




