
イタリアのAssegno Unico e Universale per i figli a carico(AUU)は、扶養する子どもがいる家庭を支える全国制度です。2026年は物価調整により金額・ISEE基準が更新され、未成年の子ども1人あたりの基本額は月58.3ユーロ~203.8ユーロです。
この制度はイタリアの居住・税・家族等の要件を満たす世帯向けです。日本在住世帯が日本の児童手当として利用できる制度ではありません。「Universale」は所得ゼロ要件がないという意味で、世界中の誰でも対象という意味ではありません。
制度概要
実施機関
Istituto Nazionale della Previdenza Sociale(INPS)
対象地域
イタリア
対象者
扶養する未成年の子どもがいる家庭が中心です。18~20歳の子どもも、教育・職業訓練、一定所得以下の就労、求職登録、国民奉仕等の条件を満たす場合は対象になり得ます。障害のある扶養児童には年齢上限の特例があります。
支給額・補助額
2026年の未成年児童1人あたり基本額は、ISEEが17,468.51ユーロ以下なら最大月203.8ユーロ、ISEEが46,582.71ユーロ以上または有効なISEEがない場合は最低月58.3ユーロ。子どもの年齢・人数、障害、両親の就労状況などで各種加算があります。
申請期間・利用期間
制度は継続実施中です。すでに「承認済み(accolta)」の申請がある人は、2026年に改めて申請し直す必要は原則ありません。以前の申請が失効・取消・却下された場合や、新たに対象となる場合は別途手続きが必要です。
申請方法
新規申請等はINPSのオンラインサービス、コンタクトセンター、Patronatoなどを通じて行います。支給額を所得に応じて正しく計算してもらうには、原則として有効なISEEの準備が重要です。
主な条件
イタリアでの居住・税務上の要件、申請者の在留資格等に加え、扶養児童の年齢・状況が関係します。ISEEがなくても制度自体へのアクセスが直ちに否定されるわけではありませんが、基本的に最低額での支給となります。
注意点
2026年は、3月以降に有効なISEEがない場合は最低額となります。2026年6月30日までにDSUを提出した場合の3月遡及調整期限はすでに経過しています。これから新規手続きする人は、申請時点のルールと支給開始月をINPSで確認してください。
2026年に既存受給者が確認したいこと
既存の承認済み申請は自動継続されますが、ISEEは別です。家族構成や所得状況が変わった場合は情報更新が必要になり得ます。「申請更新は不要=何も確認しなくてよい」ではなく、2026年用のISEEと家族情報が正しいかを確認することが重要です。
この記事のポイント
- 2026年もAUUは継続
- 未成年1人の基本額は月€58.3~€203.8
- 所得・家族構成等で額が変動
- 既存の承認済み申請は原則更新不要
- ISEEがない場合は基本的に最低額
よくある質問
Q:2025年から受給している場合、2026年に再申請が必要ですか?
承認済みの申請は原則自動継続です。ただし失効・取消・却下等の状態なら別途対応が必要です。
Q:ISEEがなくてもAUUは受けられますか?
制度上はISEEがない場合でも申請できますが、基本的に最低額が適用されます。
Q:18歳になったら必ず終了しますか?
いいえ。18~20歳でも、教育・訓練、一定条件の就労、求職等の要件を満たす場合は対象になり得ます。
Q:未成年1人なら必ず月203.8ユーロですか?
いいえ。203.8ユーロは2026年の基本額の最大水準で、ISEEなどにより段階的に変わります。




