
くら寿司の「ちいかわ」コラボを巡る従業員の不正行為問題で、フリマアプリ「メルカリ」が対応を明らかにしました。
結論から言うと、不正入手が疑われる一部の出品については、実際に削除が行われています。
ただし、2026年9月7日時点で、くら寿司の「ちいかわ」コラボグッズすべてが一律に出品禁止になったわけではありません。
「出品されている=正規品」「削除された=盗品確定」とは限りません。個別出品の規約適合性は、商品の入手経路や説明、出品時点の所持状況などを踏まえて判断されます。
メルカリ「実際に商品削除した例がある」
メルカリは、くら寿司と必要な情報交換を行いながら、不正出品などへの対応を進めています。
くら寿司は、事業者が情報提供や削除依頼を行えるメルカリの「権利者保護プログラム」に参加。メルカリは、禁止行為・禁止出品物に該当すると判断した場合、取引キャンセル、商品削除、利用制限などを実施すると説明しており、すでに商品削除を行った事例もあるとしています。
何が禁止?「手元にない商品」「盗品・不正経路」はNG
- 出品時点で出品者の手元にない商品
- 盗品
- 正規ではない経路で入手されたことが確実と考えられる商品
- その他、禁止行為・禁止出品物に該当するもの
これらは、くら寿司グッズだけに適用される特別ルールではなく、メルカリの既存ルールに基づくものです。
くら寿司「ちいかわ」は“一律出品禁止”ではない
メルカリは、くら寿司「ちいかわ」グッズを丸ごと「出品禁止商品」に指定したとは発表していません。
9月7日午後6時40分時点でも複数のコラボグッズが出品されており、すべてが削除されているわけではありませんでした。
| 疑問 | 9月7日時点の回答 |
|---|---|
| 一部商品は削除された? | はい。実際に削除事例あり。 |
| 全「ちいかわ」グッズが禁止? | いいえ。一律禁止ではない。 |
| 盗品・不正入手品は? | 規約上、出品禁止の対象。 |
| 今後、一律禁止になる可能性は? | 状況を見てメルカリが判断すると説明。 |
今後は「出品禁止」に発展する可能性も
メルカリは、不正出品・トラブルの急増や極端な価格変動などによって、マーケットプレイスの安全性が著しく損なわれる可能性がある商品について、出品禁止を含む対応を行う方針です。
今回のくら寿司「ちいかわ」グッズについても、通報状況や取引動向を継続確認し、必要な対応を随時判断するとしています。
過去にはマクドナルド「ちいかわ」を一時全面禁止
2026年5月、メルカリは日本マクドナルドのハッピーセット「ちいかわ」玩具付録について、発売直後の混乱回避や取引安全性確保のため、一定期間出品そのものを一時禁止しました。この禁止は6月30日正午に終了しています。
今回とは別案件です。マクドナルドのハッピーセット「ちいかわ」玩具は一時的な一律出品禁止措置でしたが、くら寿司「ちいかわ」グッズについては、9月7日時点では同様の全面禁止措置は発表されていません。
くら寿司は警察へ相談「当事者への厳格な法的措置」
くら寿司は9月5日、キャンペーン実施に際して従業員による不正行為が判明したとして、翌6日の営業開始時から「ちいかわ」コラボ施策を中止しました。
さらに7日、警察当局へ相談のうえ厳正に対処し、判明した事実に基づき当事者への法的措置を講じる方針を表明。メルカリとも連携し、不正に入手された疑いのある商品の出品削除や捜査機関への協力を進めています。
正規に入手した景品を売ることまで全部禁止なのか?
今回のメルカリの説明だけを見る限り、正規に入手したすべてのくら寿司コラボ景品の二次流通を禁止するとはしていません。
実際には、商品ごとの入手経路、出品内容、キャンペーン規約、メルカリのガイドラインなどによって判断されます。
ここから給付金|公的ポイント・商品券は「売って現金化」が禁止される場合も
自治体が物価高対策として配る給付ポイントや商品券でも、制度によっては「他人へ売って利益を得ること」を明確に禁じています。
たとえば北海道が2026年に実施している「道民生活応援ポイント給付事業」では、対象世帯主にアプリ申請で5,500円相当の「どうみんポイント」、郵送申請で5,000円相当のJCBギフトカードを給付しています。
公式注意事項では、給付決定後に、
- 偽りなど不正な手段で給付を受けた
- 支給品を他人に交換・売却して利益を得た
- 実は給付対象外だった
ことなどが判明した場合、給付決定を取り消し、返還を求めるとしています。
制度ごとにルールは違います。「すべての自治体商品券は転売すると違法」という意味ではありません。利用規約、交付要綱、注意事項に転売・換金・譲渡の禁止があるかを確認してください。
「譲渡」と「転売」は同じではない
北海道の「どうみんポイント」には、アプリ上でポイントを別ユーザーへ送る正式な譲渡機能があります。
つまり、制度が認めた方法で家族等へポイントを送る行為と、支給品を第三者へ売って利益を得る行為は同じではありません。
共通するポイント:企業景品でも公的給付でも、「どうやって手に入れたか」が重要です。正規取得品の通常の二次流通と、盗品・横領品・虚偽申請による給付品の換金を同じものとして扱うことはできません。
この記事のポイント
- メルカリは、くら寿司「ちいかわ」関連の一部出品を実際に削除済み
- 盗品や不正な経路で入手された商品、手元にない商品の出品は規約上禁止
- 9月7日時点で、くら寿司「ちいかわ」グッズ全体の一律出品禁止はしていない
- 今後の通報・取引状況によっては出品禁止を含む対応を検討
- マクドナルド「ちいかわ」玩具は2026年5~6月に別件で一時出品禁止となった
- くら寿司は警察へ相談し、当事者への厳格な法的措置を取る方針
- 自治体の給付ポイント・商品券にも、転売・換金を禁止する制度がある
よくある質問
Q:くら寿司の「ちいかわ」グッズはメルカリで全部禁止ですか?
2026年9月7日時点では、すべての関連グッズが一律出品禁止になったわけではありません。不正入手品など規約違反と判断した個別出品が削除されています。
Q:削除された商品は盗品だったということですか?
削除されたという事実だけから「盗品だった」と断定はできません。メルカリは、禁止行為・禁止出品物に該当すると判断した場合に削除などを行います。
Q:給付されたポイントをメルカリで売ってもいいですか?
制度ごとに異なります。北海道の道民生活応援ポイントでは、支給品を他人に交換・売却して利益を得たことが判明した場合、給付取消し・返還対象になると明記されています。
参照情報
- ITmedia NEWS:メルカリ、くら寿司ちいかわ騒動巡りコメント
- ORICON NEWS:メルカリが必要な対応を発表
- ORICON NEWS:くら寿司、メルカリと連携し警察にも相談
- メルカリ:ハッピーセット「ちいかわ」玩具の一時出品禁止
- メルカリ:ハッピーセット「ちいかわ」出品禁止終了
- 北海道:道民生活応援ポイント給付




