
原材料費、電気代、燃料費――。さまざまなコストが高止まりする中、京都府与謝野町が町内事業者向けの「物価高騰等対応緊急経営継続支援金」を実施しています。
対象となるのは、町内に事業拠点がある中小企業、個人事業主、各種法人など。1事業者あたりの支給額は最大2万円で、申請期限は2026年9月30日(水)です。
この制度の大きな特徴は、迅速な支給を優先し、売上減少の証明が不要であること。比較書類や領収書も原則求められず、一般的な事業者向け補助金に比べて申請手続きが簡素化されています。
ただし「申請すれば必ず2万円」ではありません。予算総額1,500万円を適正な申請件数で均等に分配する「予算按分方式」のため、申請件数が多いほど1事業者あたりの支給額は下がります。
与謝野町「物価高騰等対応緊急経営継続支援金」とは?
与謝野町は、緊迫化する中東情勢などを背景とした原材料・エネルギー価格の高騰に直面する町内事業者の「事業継続」を支えるため、本支援金を設けています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 与謝野町物価高騰等対応緊急経営継続支援金 |
| 支給額 | 1事業者あたり最大2万円 |
| 予算総額 | 1,500万円 |
| 申請期間 | 2026年8月10日~9月30日 |
| 支給予定日 | 2026年10月30日(金) |
| 申請先 | 与謝野町商工会 本所 |
| 売上減少証明 | 不要 |
| 商工会員外 | 申請可能 |
最大2万円はいくらになる?「予算按分方式」を解説
支給額は、予算総額の1,500万円を申請件数で割り、100円未満を切り捨てた金額を全対象者へ均等に支給します。ただし上限は2万円です。
1事業者あたり支給額 = 1,500万円 ÷ 適正申請件数(100円未満切り捨て、上限2万円)
| 適正申請件数 | 1事業者あたりの支給額イメージ |
|---|---|
| 500件 | 計算上3万円 → 上限2万円 |
| 700件 | 約21,400円 → 上限2万円 |
| 750件 | 2万円 |
| 800件 | 1万8,700円 |
| 1,000件 | 1万5,000円 |
750件が一つの目安:適正申請件数が750件以内なら、計算上は上限の2万円。751件以上になると、支給額が2万円を下回る計算になります。
先着順ではない|9月30日終了後に一括審査
公式案内では、申請受付期間終了後にすべての書類を審査し、申請件数をもとに一括して支給額を確定するとされています。
したがって、公式資料上は早く申請した人ほど支給額が高くなる仕組みではありません。ただし締切後は申請できないため、余裕を持って手続きを済ませましょう。
対象者は?中小企業・個人事業主・各種法人
主な支給対象は、町内に拠点を持つ中小企業、個人事業主、各種法人です。申請日時点で町内で事業を行っており、今後も継続する意思があることが必要です。
法人の場合
原則として与謝野町内に本店登記があることが条件です。
個人事業主の場合
原則として与謝野町内に住民登録があることが条件です。
商工会員には例外あり:町公式チラシでは、法人の本店登記・個人事業主の住民登録について「ただし商工会員を除く」とされています。対象可否が判断しにくい場合は商工会へ確認してください。
商工会員ではなくても申請できる
今回の支援金は、与謝野町商工会の非会員でも申請可能です。
ただし、会員と非会員では必要書類や申請方法に違いがあります。
商工会員は申請がかなり簡単
| 必要書類 | 商工会員 | 非会員 |
|---|---|---|
| 支給申請書兼請求書 | 必要 | 必要 |
| 営業実態・事業継続を確認できる書類 | 原則不要 | 必要 |
| 振込先口座確認書類 | 原則不要 | 必要 |
非会員の事業継続確認書類としては、2025年分の確定申告書、町民税申告書、決算書、開業届、営業許可証の写しなど、いずれか1点が例示されています。
売上減少証明・領収書が不要なのが大きな特徴
今回の支援金では、迅速な支給を優先し、売上減少の証明は不要。比較書類や領収書の提出も省略した簡易な申請方式です。
そのため、売上自体は減っていなくても利益率が悪化している事業者や、原材料費・光熱費の上昇で経営が圧迫されている小規模事業者にも使いやすい制度設計です。
対象外になる事業者は?
- 国・公共団体
- 政治団体・宗教団体
- 反社会的勢力
- 必要な許可を受けず営業している者
- 指定管理業務のみを行う者
- 休眠・廃業予定者など
- 農業者
農業者については、別途与謝野町で支援策が予定されているため、農林環境課へ問い合わせるよう案内されています。
申請方法|非会員は原則、商工会窓口へ
申請先は与謝野町商工会 本所(与謝野町字四辻150)です。
基本は商工会窓口での提出。商工会員は郵送、FAX、メールでも申請できます。
振込予定日は10月30日|支給決定通知は届かない
支給予定日は2026年10月30日(金)です。
注意したいのは、支給額決定通知の発送がないこと。指定口座で入金額を確認する必要があります。
ここから給付金|与謝野町は住民にも商品券を配布中
与謝野町では住民向けの物価高対策として、「2026与謝野町くらし応援商品券」も実施しています。
| 区分 | 町の案内 |
|---|---|
| 一般世帯向け | 全住民を対象に1人あたり1万円分 |
| こども世帯向け | 0歳~高校3年生相当のこどもに1人あたり1万5,000円分 |
| 利用期限 | 2026年9月30日 |
「家計を支える商品券」+「事業者へ現金支援」の二段構え
住民側には商品券で生活費負担を軽減し、事業者側には最大2万円の現金支援で経営継続を下支えする二方向の支援になっています。
期限はどちらも9月30日:事業者向け支援金の申請期限も、住民向け商品券の利用期限も2026年9月30日です。期限忘れに注意してください。
申請前の最終チェックリスト
- 与謝野町内に対象となる事業拠点があるか
- 申請日時点で事業を行っているか
- 今後も事業継続の意思があるか
- 農業者など対象外業種ではないか
- 商工会員か非会員か確認したか
- 非会員の場合、営業実態確認書類を用意したか
- 申請者本人名義の口座を用意したか
- 9月30日までに提出できるか
この記事のポイント
- 与謝野町が「物価高騰等対応緊急経営継続支援金」を受付中
- 町内の中小企業、個人事業主、各種法人などが対象
- 1事業者あたり最大2万円
- 予算総額1,500万円を適正申請件数で均等按分
- 750件以内なら計算上は最大2万円、800件なら1万8,700円
- 売上減少証明や領収書は不要
- 商工会員外も申請可能
- 申請期限は2026年9月30日
- 支給予定日は10月30日
- 支給額決定通知は原則発送されず、銀行口座で確認
よくある質問
Q:申請すれば必ず2万円もらえますか?
いいえ。最大2万円です。予算総額1,500万円を申請件数で均等に分けるため、申請件数が750件を超えると2万円を下回る計算になります。
Q:売上が減っていなくても申請できますか?
公式チラシでは売上減少の証明は不要とされています。その他の要件を満たす必要があります。
Q:商工会の会員ではありません。申請できますか?
はい。商工会員外も申請可能です。ただし非会員は営業実態・事業継続を確認できる書類や口座確認書類が必要です。
Q:農家も対象ですか?
今回の制度では農業者は対象外です。農業者向けには別途支援策が予定されています。
Q:支給日はいつですか?
2026年10月30日(金)が振込予定日です。
Q:先着順ですか?
公式資料では、受付期間終了後に全書類を審査し、申請件数に応じて一括して支給額を確定するとされています。




