
世界的ロックバンドRADIOHEAD(レディオヘッド)の単独来日公演が決定しました。
開催は2027年6月。会場は、大規模改修を終えて2027年春に営業再開予定のGMOアリーナさいたま(さいたまスーパーアリーナ)です。
しかも1日限りではありません。
6月8日、9日、11日、12日、13日の計5公演。
RADIOHEADの日本での単独公演は2008年以来、実に19年ぶりとなります。
チケットはB指定席1万5,000円から、限定グッズなどが付く特別パッケージは5万9,800円。世界的人気バンドだけに、チケット争奪戦も予想されます。
一方、「音楽はお金がかかる」というのは、聴く側だけでなく、演奏・公演をつくる側にとっても同じです。
実は日本には、音楽家や文化芸術団体による公演・創作活動を支援する国の助成制度があります。
RADIOHEAD、19年ぶりの単独来日公演が決定!
RADIOHEADは、トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、コリン・グリーンウッド、エド・オブライエン、フィル・セルウェイによる英国のロックバンドです。
1990年代以降、『OK Computer』『Kid A』『In Rainbows』など数々の作品を発表し、オルタナティブ・ロックからエレクトロニック・ミュージックまで幅広い音楽性で世界的な評価を確立してきました。
今回発表された「RADIOHEAD JAPAN 2027」は、日本では2008年以来となる単独公演です。
しかも、同じ会場で5日間にわたり公演を行う大型スケジュールとなっています。
公演日はいつ?5DAYSの日程一覧
| 公演日 | 開場 | 開演 |
|---|---|---|
| 2027年6月8日(火) | 16:30 | 19:00 |
| 2027年6月9日(水) | 16:30 | 19:00 |
| 2027年6月11日(金) | 16:30 | 19:00 |
| 2027年6月12日(土) | 15:30 | 18:00 |
| 2027年6月13日(日) | 15:30 | 18:00 |
平日3公演、土日2公演という構成です。
仕事や学校との兼ね合いで平日が難しい人にとっては、6月12日・13日の週末公演に人気が集中する可能性もあります。
会場は「GMOアリーナさいたま」
会場は埼玉県さいたま市のGMOアリーナさいたまです。
聞き慣れない名前だと感じる人もいるかもしれませんが、これはさいたまスーパーアリーナの愛称です。
GMOインターネットグループがネーミングライツパートナーとなり、2026年4月1日から「GMOアリーナさいたま」の愛称が使用されています。
施設は現在、大規模改修工事のためメインアリーナなどを休館中で、2027年4月のリニューアルオープンを目指しています。
つまりRADIOHEADの来日公演は、リニューアル後のGMOアリーナさいたまで行われる大型音楽イベントの一つとなります。
チケットはいくら?最安1万5,000円~
発表されているチケット料金は次のとおりです。
| 券種 | 税込料金 |
|---|---|
| アリーナスタンディング | 26,000円 |
| ファスト・トラック・ステータス パッケージ | 59,800円 |
| SS指定席 | 30,000円 |
| S指定席 | 25,000円 |
| A指定席 | 18,000円 |
| B指定席 | 15,000円 |
最も安いB指定席でも1万5,000円。
「ファスト・トラック・ステータス」パッケージは5万9,800円で、SS指定席に加えて特別グッズ、物販先行入場などが含まれます。
5万9800円の特別パッケージは何が違う?
今回、日本公演のために特別仕様で用意されるのが「ファスト・トラック・ステータス」パッケージです。
内容として案内されているのは、
- SS指定席
- 特別グッズ
- 物販への先行入場
などです。
特別グッズは、RADIOHEADのアートワークで知られるスタンリー・ドンウッドと、トム・ヨークによるデザインが予定されています。
チケット先行は9月27日まで
オフィシャル一次先行は、
2026年9月7日16時~9月27日23時59分
まで。
先着順ではなく抽選受付です。
スマートフォンの電子チケット受取が基本となっているため、申込み前に利用条件も確認しておきましょう。
チケット1枚につき200円を森林保全へ寄付
今回の日本公演には、チャリティーの仕組みも組み込まれています。
チケット1枚につき200円が、森林保全活動を行う一般社団法人more treesへ寄付されます。
さらにRADIOHEAD側も同額を上乗せし、公演後に合わせて寄付する予定です。
観客側の200円とアーティスト側の200円を合わせると、チケット1枚につき実質400円相当が森林保全活動へ回ることになります。
「ライブに行くための給付金」はある?
では、チケット代1万5,000円~5万9,800円を国や自治体が補助してくれるのでしょうか。
結論からいうと、「好きなアーティストのライブへ行くための全国一律給付金」はありません。
一般的なコンサートのチケット代や交通費、ホテル代を国が個人へ現金給付する制度はありません。
しかし、日本では文化芸術そのものを社会に広げるため、公演をつくる側や文化芸術団体を対象にした助成金が複数用意されています。
音楽活動を支える「芸術文化振興基金」
代表的なのが、独立行政法人日本芸術文化振興会による芸術文化振興基金です。
国民が文化芸術に触れる機会を増やし、芸術の創造・普及を促進するために助成を行っています。
助成対象には、
- 音楽
- 舞踊
- 演劇
- 伝統芸能
- 美術
- 地域の文化活動
などがあります。
音楽分野も正式な助成対象
音楽分野では、年度ごとの募集要項に応じて、
- オーケストラ
- オペラ
- 合唱
- 吹奏楽
- 室内楽
- その他の音楽活動
などの創造・普及活動が対象になります。
ただし、個人が趣味で楽器を買うためのお金をもらえる制度ではなく、基本的には一定の要件を満たす芸術団体等による活動が対象です。
公演制作を国が支援「文化芸術振興費補助金」
もう一つ大きな制度が文化芸術振興費補助金です。
日本芸術文化振興会では、文化庁の補助金を活用して、舞台芸術などの活動を支援しています。
主な支援には、
- 舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動)
- 舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流)
- 舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成)
- 劇場・音楽堂等の機能強化
などがあります。
海外アーティストとの交流を支援する制度も
RADIOHEADのような海外アーティストの来日公演とは直接別の話ですが、日本の文化芸術団体が海外で活動したり、国際的な交流を行ったりする場合には、国際芸術交流を対象とする補助制度もあります。
制度の目的は、日本の文化芸術団体の水準向上や国際発信力の強化です。
海外での公演、国際共同制作など、募集年度ごとに設定された対象活動について審査が行われます。
「若手アーティストを育てる」公的支援も
文化芸術振興費補助金には、芸術家等人材育成という支援区分もあります。
芸術団体や大学などが、新進芸術家へ、
- 舞台公演の実践機会
- 研修
- 展示・発表機会
などを提供する取組を支援します。
「これからプロの音楽家になりたい」という個人へ直接生活費を配る給付ではありませんが、次世代アーティストを育成する事業を公的資金で後押しする仕組みです。
文化芸術活動基盤強化基金とは?
さらに日本芸術文化振興会では、文化芸術活動基盤強化基金による支援も実施しています。
こちらは、国内外で活躍するクリエイターの育成や文化施設の機能強化、育成プログラムの構築などを、複数年度にわたり支援する仕組みです。
単発の公演だけでなく、将来にわたって日本のクリエイターや文化芸術産業を育てていくことを狙いとしています。
子どもが「無料」で舞台芸術を見られる制度も
文化庁には、観客側へ恩恵が及ぶ支援もあります。
「劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」では、採択された対象公演について、
- 18歳以下の子ども:無料
- 同伴する保護者等:半額
で鑑賞できる機会を提供しています。
オペラ、バレエ、オーケストラ、歌舞伎、能楽、演劇など、本格的な舞台芸術の鑑賞機会を子どもに提供する目的の制度です。
「音楽の助成金」と「個人向け給付金」は別物
| 制度・支援 | 主な対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 芸術文化振興基金 | 文化芸術団体等 | 音楽・舞踊・演劇等の活動を助成 |
| 文化芸術振興費補助金 | 芸術団体・劇場等 | 公演創造・国際交流・人材育成等 |
| 文化芸術活動基盤強化基金 | クリエイター育成事業等 | 複数年度の基盤強化支援 |
| 子供舞台芸術鑑賞体験支援 | 採択公演を鑑賞する18歳以下等 | 子ども無料・保護者等半額 |
| RADIOHEADのチケット | 一般観客 | 公的な一律給付・補助なし |
音楽は「娯楽」だけでなく公的支援の対象でもある
音楽ライブは観客にとっては娯楽ですが、社会全体で見ると、
- アーティスト
- スタッフ
- ライブ会場
- 音響・照明事業者
- 映像制作
- 舞台制作
- 地域経済
など、多くの仕事につながる文化産業でもあります。
そのため日本では、単に「芸術家へお金を配る」という形ではなく、優れた公演の創造、芸術家育成、国際交流、劇場機能の強化などを公費で支える仕組みが設けられています。
RADIOHEADのような世界的アーティストの大型公演が行われる一方、日本の若手ミュージシャンや舞台芸術団体にも、活動を続けるための公的支援制度が存在するということです。
この記事のポイント
- RADIOHEADが2027年6月に19年ぶりの単独来日公演を開催
- 会場はGMOアリーナさいたま(さいたまスーパーアリーナ)
- 6月8日・9日・11日・12日・13日の計5公演
- チケットはB指定席1万5,000円から
- 特別パッケージは5万9,800円
- オフィシャル一次先行は2026年9月27日23時59分まで
- チケット1枚につき200円をmore treesへ寄付し、RADIOHEAD側も同額を寄付
- ライブ観客向けの全国一律「チケット代給付金」はない
- 一方、音楽・舞台芸術を行う団体には芸術文化振興基金などの助成制度がある
- 文化芸術振興費補助金では公演創造、国際交流、人材育成などを支援
- 採択された特定の舞台芸術公演では、18歳以下無料・保護者等半額となる文化庁事業もある
よくある質問
Q:RADIOHEADの来日公演はいつですか?
2027年6月8日、9日、11日、12日、13日の計5日間です。
Q:場所はさいたまスーパーアリーナですか?
はい。正式名称はさいたまスーパーアリーナで、2026年4月から「GMOアリーナさいたま」という愛称が使用されています。
Q:チケットはいくらですか?
B指定席1万5,000円、A指定席1万8,000円、S指定席2万5,000円、アリーナスタンディング2万6,000円、SS指定席3万円などです。特別パッケージは5万9,800円です。
Q:いつまで先行申込みできますか?
オフィシャル一次先行は2026年9月27日23時59分までの予定です。抽選受付となっています。
Q:ライブ代を補助してくれる給付金はありますか?
一般的なコンサートのチケット代を全国一律で補助する個人向け給付金はありません。
Q:自分で音楽イベントを開催する場合、国の助成金はありますか?
一定の要件を満たす文化芸術団体等であれば、芸術文化振興基金や文化芸術振興費補助金などの対象となる可能性があります。個人の趣味活動へ一律に支給されるものではなく、申請と審査が必要です。
Q:子どもならコンサートを無料で見られる制度がありますか?
文化庁には、採択された特定の本格的な舞台芸術公演について18歳以下を無料、同伴する保護者等を半額とする事業があります。ただしRADIOHEADの今回の公演が対象という意味ではありません。
公式・参考情報
- CREATIVEMAN PRODUCTIONS:RADIOHEAD JAPAN 2027
- イープラス:RADIOHEAD 2027 JAPAN チケット情報
- GMOアリーナさいたま:ネーミングライツ・大規模改修に関する公式案内
- 独立行政法人日本芸術文化振興会:芸術文化振興基金
- 独立行政法人日本芸術文化振興会:文化芸術振興費補助金
- 独立行政法人日本芸術文化振興会:文化芸術活動基盤強化基金
- 文化庁:劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業




