
カナダでは、働いて収入を得ているものの所得が低い人や家族を対象に、還付可能な税額控除「Canada Workers Benefit(CWB)」があります。2026年に申告する2025年課税年度分では、基本額の最大は単身1,633カナダドル、家族2,813カナダドルです。
この制度はカナダの税制・居住要件を満たす対象者向けです。日本在住者が日本の所得だけで利用できる制度ではありません。
制度概要
実施機関
Canada Revenue Agency(CRA)/カナダ政府
対象地域
カナダ
対象者
カナダで就労所得があり、州・準州ごとに定められた所得基準を満たす人。原則として年末時点で19歳以上、または配偶者・コモンロー・パートナーもしくは子と同居する人などが対象です。フルタイム学生は一定の場合を除き対象外になります。
支給額・補助額
2025年課税年度の基本額は、単身最大1,633CAD(約18.2万円相当)、家族最大2,813CAD(約31.3万円相当)。障害税額控除(DTC)の対象者は障害加算が最大843CAD(約9.4万円相当)です。アルバータ州、ケベック州、ヌナブト準州は金額・所得基準が異なります。
2026年9月15日時点の参考レート:1カナダドル=111.32円、1ユーロ=178.476円、1チリペソ=0.162083円、1韓国ウォン=0.113803円、1シンガポールドル=121.729円、1ウクライナ・フリヴニャ=3.47265円。円換算は目安で、正式額は現地通貨です。 為替変動により日本円換算額は変わります。
申請期間・利用期間
CWBは所得税申告で請求します。Advanced Canada Workers Benefit(ACWB)は、前年度のCWB資格などを基に、見込額の一部を年3回に分けて自動的に先払いする仕組みです。
申請方法
所得税申告書でCWBを請求します。CRAが所得・家族状況などを基に計算します。ACWBは対象者が別途毎回申請する仕組みではなく、条件を満たせば先行支給されます。
主な条件
- 就労所得があること
- 所得が居住州・準州および家族構成ごとの基準以下であること
- 年齢・居住・学生区分などの要件を満たすこと
- 障害加算はDTCの資格が必要
注意点
- 「家族最大2,813CAD」は全世帯一律額ではない
- 所得が上がるにつれて段階的に減額される
- 2025年分の金額であり、翌課税年度の額を推測してはいけない
- 州・準州により基準が異なる
この記事のポイント
- 低所得で働く人向けの還付可能な税額控除
- 2025年分は単身最大1,633CAD・家族最大2,813CAD
- DTC対象者は最大843CADの障害加算
- 先行給付ACWBは年3回
- 日本在住者向け制度ではない
申請・利用前に確認したいポイント
- 自分の居住州・準州の所得基準を確認する
- 税申告で婚姻状況・扶養状況を正しく申告する
- DTC対象者は障害加算の適用可否を確認する
よくある質問
Q:2,813CADは働く低所得世帯なら必ず受け取れますか?
いいえ。家族向け基本額の「最大」で、所得や家族状況、居住州・準州などにより減額または対象外になります。
Q:先行給付は別に3回分上乗せされますか?
いいえ。ACWBはCWB見込額の一部を前倒しで受け取る仕組みで、通常のCWBとは別枠の追加給付ではありません。
Q:日本在住者も申請できますか?
日本国内の就労・居住だけで利用できる制度ではありません。カナダの税制上の資格要件が必要です。
公式情報
一次情報優先:制度実施主体・政府・自治体・公的機関の公式情報を、元記事より優先して記事内容を整理しています。
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