アイルランドでは、電気またはガス代の負担を支える「Household Benefits Package」が実施されています。公式の光熱費支援額は1日1.15ユーロで、2026年の365日で単純換算すると約419.75ユーロ、一般に年約420ユーロ相当となります。さらにFree Television Licenceが含まれます。

この制度はアイルランドに常時居住し、年齢・社会保障給付などの条件を満たす世帯向けです。日本在住者が日本国内で受け取れる制度ではありません。

光熱費支援の正式レートは1日1.15ユーロです。2026年9月13日時点の参考レート(1ユーロ=約176.616円)では、2026年の365日換算で約74,100円、概ね年約7.4万円相当です。為替変動で円換算額は変わります。

制度概要

実施機関

Department of Social Protection(アイルランド社会保護省)/Household Benefits Package

対象地域

アイルランド。申請者は原則としてアイルランドにフルタイム・通年で居住している必要があります。

対象者

大きく年齢・受給給付で分かれます。70歳以上は所得審査(means test)がなく、特定の社会保障給付を受けている必要もありません。66~69歳は対象となる年金・手当を受けているか、場合によって所得審査を満たす必要があります。66歳未満でもDisability Allowance、Invalidity Pension、Blind Pension、Carer’s Allowanceなど特定給付の受給者は対象になり得ます。

支給額・補助額

電気またはガスのAllowanceは1日1.15ユーロ。毎月の支払額はその月の日数により少し変わります。さらにFree Television Licenceの対象になり得ます。Household Benefits Packageは1世帯につき1件です。

申請期間・利用期間

通年の社会保障制度として申請できます。2025年9月8日以降の新規申請者は、電気またはガスAllowanceを指定の銀行口座または郵便局で直接受け取る仕組みです。既存受給者で、電力・ガス料金へのクレジット方式を利用している人は、事情変更がなければ従来方式を継続できる場合があります。

申請方法

MyWelfare.ieからオンライン申請できるほか、HB1申請書と必要書類をDepartment of Social Protectionへ送付する方法があります。オンラインの全機能を利用するにはMyGovID等の本人確認が必要です。

主な条件

  • アイルランドにフルタイムで居住
  • 1世帯につきHousehold Benefits Packageは1件
  • 70歳以上は所得審査なし
  • 70歳未満は年齢に応じ、対象となる社会保障給付や所得審査等が必要
  • 賃貸住宅の入居者は、家主から賃貸関係や本人が光熱費を負担していることの確認を求められる場合がある

注意点

  • 「420ユーロ」は公式の固定年額ではなく、公式レート1日1.15ユーロを年換算した目安です。月ごとの支払額は日数で変わります。
  • 電気とガスの両方に同額を二重で受ける制度ではなく、Household Benefits PackageのElectricity AllowanceまたはGas Allowanceとして利用します。
  • 70歳以上は所得審査なしでも、アイルランド常時居住や「1世帯1件」などの基本条件はあります。

この記事のポイント

  • 光熱費支援の公式レートは1日1.15ユーロ
  • 2026年の年換算で約419.75ユーロ、約7.4万円相当
  • 70歳以上は所得審査なし
  • 66~69歳・66歳未満は社会保障給付等の条件あり
  • 2025年9月8日以降の新規申請者は銀行口座または郵便局へ直接支払い

よくある質問

Q:70歳以上なら所得が高くても対象ですか?

公式案内では70歳以上はmeans testの対象外で、特定の社会保障給付を受けている必要もありません。ただしアイルランドにフルタイムで居住し、1世帯1件などの条件を満たす必要があります。

Q:420ユーロが一括で振り込まれますか?

いいえ。公式レートは1日1.15ユーロで、銀行口座または郵便局への支払いは毎月、原則として月の最初の火曜日に行われます。年約420ユーロは年換算の目安です。

Q:電気とガスで合計840ユーロ受け取れますか?

そのような制度ではありません。Household Benefits Packageの光熱費支援は電気またはガスのAllowanceとして扱われます。

Q:66歳未満でも対象になることがありますか?

あります。Disability Allowance、Invalidity Pension、Blind Pension、Carer’s Allowanceなど、公式が定める対象給付を受けている人は条件を満たせる場合があります。

公式情報

一次情報確認済み:Department of Social Protectionの2026年更新ページと運用ガイドラインを基準に、対象年齢、1日あたり金額、支払方法、申請方法を整理しました。