ベトナム政府は2026年8月21日、社会扶助制度を定めるNghị định 335/2026/NĐ-CPを公布しました。新しい基準額は月540,000ドンで、特に困難な一定の高齢者区分では係数3.0が適用され、月1,620,000ドンとなります。日本円では約9,700円相当です。

月162万ドンはベトナムの高齢者全員への一律給付ではありません。貧困世帯で扶養義務者がなく、地域での生活が困難で社会扶助施設への受入要件を満たす一方、地域で養護・介護を引き受ける人がいる高齢者など、非常に限定された区分です。日本在住者は対象ではありません。

円換算:1 VND=0.00599636円(2026年9月5日時点)。1,620,000 VND=約9,714円。為替により変動します。

制度概要

実施機関

ベトナム政府。Nghị định 335/2026/NĐ-CPに基づいて地方行政機関等が実施します。

対象地域

ベトナム。地方自治体は財政条件に応じ、国基準より高い基準額や追加対象を定めることもできます。

対象者

政令の高齢者区分には、貧困世帯で扶養義務者がいない、または扶養義務者自身が月次社会扶助を受けている人などが含まれます。中でも、貧困世帯で扶養義務者がなく、地域で生活する条件がなく、社会扶助施設への受入要件を満たすものの、地域で養護を引き受ける人がいる高齢者は係数3.0の区分です。

支給額・補助額

国の基準額は月540,000 VND。高齢者の一部は係数1.5で810,000 VND、係数2.0で1,080,000 VND、特に困難な上記区分は係数3.0で1,620,000 VND/月です。

申請期間・利用期間

政令は2026年10月5日に施行されます。政府は旧制度の既存受給者について、対応する新しい支給水準を2026年7月1日から適用し、再度の書類提出や手続きのやり直しは不要としています。

申請方法

既に旧制度で対象となっている受給者について、政府は再度の書類提出・手続きのやり直しは不要と明記しています。新規申請者の具体的な窓口・書類は居住地の地方行政機関の案内を確認する必要があります。

主な条件

所得・貧困区分だけではなく、扶養義務者の有無、地域で生活できるか、施設受入要件、地域で介護を引き受ける人の有無などが区分判定に関係します。

注意点

地方政府が国基準より高い支援水準を定める場合があります。そのため「ベトナム全土で全員同じ実支給額」とは限りません。

申請・受給前に確認したいポイント

高齢者向けだけでも複数の係数があるため、年齢だけで金額を判断しないことが重要です。特に162万ドンは最も困難な区分の一つであり、一般的な75歳以上向け金額とは異なります。

この記事のポイント

  • 基準額は月540,000 VND
  • 特に困難な高齢者区分は月1,620,000 VND
  • 2026年10月5日施行
  • 既存受給者は原則再提出不要
  • 地方で上乗せされる場合あり

よくある質問

Q:75歳以上なら月162万ドンですか?

いいえ。162万ドンは特に困難な所定区分です。年齢・貧困・扶養・生活状況などで支援額が異なります。

Q:現在の受給者は10月5日に再申請が必要ですか?

政府は旧制度の既存受給者について、新制度移行のために書類を出し直す必要はないとしています。

Q:日本から申請できますか?

日本在住者向けの制度ではありません。

公式情報