助成金・補助金に関する疑問、新しく出た助成金/補助金をわかりやすく解説致します!

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今回のテーマ
従業員を雇入れるのだけど、何か助成金はもらえますか?

従業員を採用する際に、「何か助成金はもらえますか?」とよく質問を受けますが、代表的なものとしては、特定求職者の雇用費用に対して助成する助成金が挙げられます。この助成金はハローワーク経由で募集、採用をすることがまずは大前提となります。

1.助成対象労働者
対象者として想定される労働者は、
①母子・父子家庭
②高年齢者
③障害者
となります。

なんとなくお気づきでしょう。失礼になってはいけませんが、いわゆる就職困難者と言われる人たちです。そのような人たちを雇用すれば、国から一定の助成金が支給されるというものです。国としては、「雇用してくれてありがとう」という気持ちなのです。

2.支給額
支給額は最大で240万円です。最大金額になるのは重度障害者等を雇用した場合です。最も多い例は「母子又は父子家庭」なので、この例でお話をします。

まずは、ハローワークから応募してもらい、採用となる必要があります。
その後6ヵ月勤務で30万円、更に6ヵ月経過後(最初の採用から1年経過時)に30万円が支給されます。
ということで、合計は60万円です。

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3.NG例
この助成金に関して実際あった質問例ですが、皆さんはどう思われますでしょうか?

「この前、うちの店(リラクゼーションの店)に見学に来た人が、『ぜひ応募したい』と言うのです。なので、『ハローワークから応募してください』と言いました。これでハローワークを経由してもらったので、当然助成金の対象になりますよね?」

支給要件の中に次のような文言があります。「以下のいずれにも該当しないこと」と書かれていて、18個の要件が書かれています。その中に、「ハローワーク等の紹介以前に雇用の約束があった労働者を雇入れる場合」とあります。
では、今回のケースはどうでしょう?

「是非うちで一緒にがんばりましょう!」という感じだったのか、それとも、「今ハローワークに求人を出しているので、それを見てうちで良かったら応募してみてください。あとは面接で話しましょう。」という感じだったのか。その辺の状況によります。つまり実態で判断することになります。

前者の場合はシナリオが出来ていて、明らかにお金目的ですね。不正受給と見なされることもあります。
後者でも内容によってはOUTでしょう。例えば、見学者が来てからハローワークに求人を慌てて出して採用させるなどはNGとなります。

対象になるケースとしていちばんわかりやすいのは、「見ず知らずの人がハローワークで求人を見て応募してくる。その人がたまたま母子家庭だった」というケースです。なんとなくイメージは伝わりますでしょうか。

該当する方は大いに制度をご活用ください!

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