
英国政府のWarm Home Discount Schemeは、低所得世帯などの冬のエネルギー負担を軽くするため、対象者の電気料金から150ポンドを差し引く制度です。2026/27年度分は2026年10月に再開することが政府から正式に案内されています。
この記事では英国・イングランドとウェールズのルールを扱います。日本在住者向けではなく、英国の対象電力契約・給付受給条件を満たす世帯が対象です。スコットランドは資格判定方法が異なり、北アイルランドでは同制度を利用できません。
円換算は2026年8月27日時点の1英ポンド=216.54円で計算。150ポンドは約32,481円です。為替変動により日本円換算額は変わります。
制度概要
実施機関
UK Government / Department for Energy Security and Net Zero(英国政府)および参加エネルギー供給会社です。
対象地域
Warm Home Discountは英国のイングランド、ウェールズ、スコットランドで実施されますが、この記事の対象条件はイングランド/ウェールズです。北アイルランドは対象外です。
対象者
イングランド/ウェールズでは、2026年8月23日時点で、参加するエネルギー供給会社を利用し、本人またはパートナーが所定の所得連動給付を受け、本人またはパートナーの氏名が電気料金請求書に記載されていることが基本条件です。対象給付にはUniversal Credit、Housing Benefit、income-related Employment and Support Allowance、Pension Creditなどが含まれます。
給付額・支援額
1世帯150ポンドの一回限りの電気料金割引です。現金150ポンドが銀行口座へ振り込まれる制度ではなく、原則としてエネルギー供給会社が料金請求へ割引を反映します。
申請方法
イングランド/ウェールズでは、対象者は通常自動的に判定され、供給会社が割引を適用します。つまり「10月になったら全員がオンライン申請する」制度ではありません。政府は2026年冬の自動適用を受けるため、対象者が2026年8月23日までに電気料金契約上の名義人になっていることを重要条件として案内していました。
申請期間
2026年8月27日時点では制度ページ上で「closed」と表示され、2026年10月に再開すると明記されています。イングランド/ウェールズの多くの対象者は自動判定のため、一般的な「申請締切日」が一律に設定される方式ではありません。
支給・利用時期
2026/27年度の割引は制度再開後、対象者のエネルギー口座へ反映されます。Ofgemは、多くの対象者について10月から翌年3月までの間に一回限りの割引が行われると案内しています。
主な条件
- イングランドまたはウェールズの対象世帯であること
- 2026年8月23日時点で参加供給会社の契約条件を満たしていること
- 本人またはパートナーが指定の所得連動給付を受けていること
- 本人またはパートナーの氏名が電気料金請求書にあること
注意点
150ポンドは「現金給付」ではなく公共料金の値引きです。また、2026年8月27日時点では再開前なので「今すぐ申請受付中」と書くのも不正確です。政府は制度を2030/31年度まで継続する方針を正式決定していますが、各年度の資格判定日はその年度の公式案内を確認する必要があります。
この制度のポイント
- 2026/27年度の割引額は150ポンドで正式決定
- 2026年10月に制度再開予定
- イングランド/ウェールズでは通常、自動判定・自動割引
- 現金ではなく電気料金への値引き
- 2026年は8月23日時点の契約名義・給付受給状況が重要
よくある質問
Q. 150ポンドは銀行口座へ振り込まれますか?
原則として振り込まれません。電気料金の請求額から150ポンドを差し引く制度です。
Q. 2026年8月27日時点で申請できますか?
現在の政府ページでは制度は閉鎖中で、2026年10月に再開すると案内されています。イングランド/ウェールズでは通常、自動判定です。
Q. スコットランドでも条件は同じですか?
同じではありません。スコットランドは別の資格判定ルールがあるため、スコットランド向け公式ページの確認が必要です。
Q. 日本在住者が英国の口座だけ持っていても対象ですか?
対象にはなりません。英国の対象地域での電気契約や指定給付の受給など、現地の要件が必要です。
公式情報
- GOV.UK「Warm Home Discount Scheme」
- If you live in England or Wales
- 2026年7月31日 政府発表
- 2030/31までの制度延長に関する政府発表




