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2019年度に入ってから、助成金を受ける社会保険労務士が少なくなってきています。

今回はその理由についてご説明します!

1.助成金のみの受付はできない?

助成金のみを受付けてくれる社会保険労務士は少ないようです。

理由は報酬が少ないからではなく、リスクが大きいからです。

ご存知の通り、労務管理をきちんとしていて労働関係諸法令を遵守していなければ、助成金は支給されません。

その上、事業主の不正が発覚した場合、担当の社会保険労務士も罰則を受ける危険があります。

「受給できなかった場合に揉めてしまう」というリスクばかりではなく、「不正となった場合に責任を問われてしまう」というリスクもあります。

「内情がよくわからない会社からは助成金は受けない方が良い」という見解に至ってしまい、助成金申請の依頼を受けにくくなってしまうわけです。

ただし、「顧問先の企業限定」や「顧問契約前提」など、何かしらの労務管理とセットであれば受けてくれることが多いようです。

2.助成金申請でウソは絶対NG!

事業主の中には軽い気持ちで申請書類をごまかそうとする方もいます。

しかし、嘘の書類を提出してしまえば、それは刑法の詐欺罪に該当します。

悪質と判断された場合は逮捕や書類送検があります。会社名は公表され、融資も受けられなくなります。

「それを何とかするのが社会保険労務士の仕事だ!」と言う事業主もいるそうですが、それは当然NGです。

何でも安請け合いする社会保険労務士よりも、ダメなものはダメと言ってくれる社会保険労務士こそ良い先生です。

助成金申請をする際は、社会保険労務士に適切なアドバイスを受けながら、正しい申請書類を作成するよう心がけましょう!

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