今回は皆様からよくいただく質問について解説していきます!
1.中小企業退職金共済制度とは?
大企業や上場企業は当然のように退職金制度を設けています。
しかし、中小企業の場合、制度を設けるどころか、退職金を払うのさえ難しい場合があります。
こうした制度の不備は新規採用の面でもマイナスに働く危険もあり、解消したいと考えている経営者も多いと思います。
そこで、こうした中小企業の不備を補完するために、事業主の相互共済の仕組みと国の援助によって設けられたのが、中小企業退職金共済制度です。
中小企業退職金共済制度のメリットとしては、新規加入時には従業員ごとに最高6万円の掛金の負担軽減措置があることです。
また、掛金は損金または必要経費として全額非課税にされます。
掛金納付は口座振替で手間がかからないといった利点もあります。
2.社会保険の滞納があると補助金は受給できない?
社会保険の滞納があると、厚生労働省の助成金は受給できなくなります。
一方、中小企業庁の補助金の場合、省庁が異なるため滞納しても関係ないように見えます。
しかし、最近は社会保険の滞納に関するチェックが厳しくなっています。
都道府県の補助金であれば、都民税などの滞納はご法度です。中小企業庁であれば法人税の滞納があると対象外になります。
同様に社会保険の滞納も、ものづくり補助金など補助額が大きい補助金では必ずチェックされます。
社会保険を滞納していると、せっかく書類を苦労して作っても採択されない可能性が高いです。
中小企業診断士や社会保険労務士などの専門家にチェックしてもらうなどして、滞納がないかどうかのチェックはかかさず行いましょう。
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