
カナダ歳入庁(CRA)は、低・中所得の個人・世帯に食料品や日常必需品の負担軽減を図るCanada Groceries and Essentials Benefit(CGEB)を支給しています。旧GST/HST creditを2026年7月に改称・増額した制度で、2026年7月~2027年6月の単身者は年最大C$679です。
この制度はカナダの税務上の居住者など所定条件を満たす人向けです。日本に生活拠点がある一般の日本在住者が、日本の給付として受け取れるものではありません。
制度概要
実施機関
Canada Revenue Agency(CRA/カナダ歳入庁)。
対象地域
カナダ。支給月の前月末と支給月初に、税務上のカナダ居住者であることなどが必要です。
対象者
原則19歳以上の低・中所得者。19歳未満でも配偶者・common-law partnerがいる、または親で子と同居しているなどの要件を満たす場合があります。所得上限は家族構成で変わります。
給付額・支援額
2025年所得を基準とする2026年7月~2027年6月の支給期間では、年間最大額の目安は単身C$679、夫婦・common-law couple C$890、対象となる19歳未満の子1人につきC$234です。家族構成とadjusted family net incomeで実額が決まります。
1C$=111.272円(2026年9月10日)で換算すると、単身最大C$679は約75,554円(約7.6万円)、夫婦等C$890は約99,032円(約9.9万円)、子1人C$234は約26,038円相当です。為替変動により円換算額は変わります。
申請方法
多くの人は専用申請が不要です。毎年の所得税申告を行うと、CRAが自動的に受給資格を判定します。所得がゼロでも申告が必要です。新たにカナダ居住者となった人は初年度に別途手続きが必要になる場合があります。
申請期間
独立した短期公募ではありません。受給判定の前提として毎年のtax returnを提出します。
支給・利用時期
四半期ごとに支給され、2026年のCGEB支給日は7月3日と10月5日。その後は2027年1月・4月にも支給されます。年額が四半期あたりC$50未満になる場合は、7月に年額を一括支給する仕組みがあります。
所得条件
2025年base yearの最大所得目安では、子のいない単身者はadjusted family net incomeがC$60,012未満、子のいない夫婦・common-law coupleはC$64,232未満など。子の人数により上限は上がります。
主な条件
- 税務上のカナダ居住者であること
- 原則19歳以上(19歳未満には例外)
- 家族構成別の所得上限内
- 税申告を行うこと
予算上限・先着順
先着制ではありません。税申告情報と資格条件に基づきCRAが判定します。
注意点
「単身者年C$679」は一律額ではなく最大額です。所得によってはそれより少なくなり、家族構成によっては世帯の総額が単身者上限を上回ります。
この制度のポイント
- 2026年7月に旧GST/HST creditからCGEBへ移行
- 2026~2031年は旧制度より25%増額
- 単身者は2026年7月~2027年6月に年最大C$679
- 非課税・四半期支給
- 原則申請不要だが、毎年の税申告は必要
「申請不要」でも確定申告をしないと自動判定されない
CGEBは専用の申請フォームを提出しない人が多い一方、税申告自体は非常に重要です。CRAは前年のadjusted family net incomeや婚姻状況、子の人数を使って毎年7月に金額を再計算します。所得がゼロでもtax returnを提出する必要があるため、「申請不要=何もしなくてよい」ではありません。
よくある質問
Q:2026年10月5日に全員C$679もらえますか?
いいえ。C$679は単身者の年間最大額です。実際は四半期支給で、所得・家族状況により金額が変わります。
Q:所得がゼロなら税申告しなくても受け取れますか?
原則として受給判定には毎年の税申告が必要です。CRAは所得がなくても申告するよう案内しています。
Q:子どもがいない単身者も対象ですか?
はい。2025年基準年では、子のいない単身者にも所得条件を満たせば受給資格があります。
公式情報
- Canada.ca:Canada Groceries and Essentials Benefit
- CRA:How much you can get
- CRA:Who is eligible
- CRA:Payment dates




