
英国政府は、イングランドとウェールズを中心に、一定年齢以上の人へ2026~2027年冬の暖房費を支える「Winter Fuel Payment」を実施します。対象は原則として1960年6月27日以前に生まれ、基準週などの条件を満たす人です。
この制度は英国の対象地域・居住条件などを満たす人向けです。日本在住者向けの給付制度ではなく、スコットランドでは別制度が適用されます。
制度概要
実施機関
英国労働年金省(Department for Work and Pensions)およびHM Revenue & Customsです。
対象地域
Winter Fuel Paymentの案内は主にイングランドとウェールズを対象とします。北アイルランドにも同名制度がありますが窓口が異なり、スコットランドではPension Age Winter Heating Paymentという別制度になります。
対象者
2026~2027年冬分は、1960年6月27日以前に生まれた人が年齢要件の対象です。実際の受給可否と金額は、2026年9月21日から27日の基準週における居住地、同居状況、受給中の公的給付、介護施設への入居状況などで決まります。
給付額・支援額
正式な支給額は100~300ポンドです。300ポンドは全員一律ではなく、年齢や世帯状況などにより支給額が異なります。
2026年8月24日時点の参考レート(1ポンド=約216.78円)では、約2万2,000~6万5,000円相当です。為替変動により日本円換算額は変わります。
申請方法
対象者の多くは申請不要で、自動的に支給されます。自動支給にならない人は、オンライン案内に従い、電話または郵送で申請します。申請が必要な人向けの2026~2027年冬分の様式は、受付開始に合わせて公開されます。
申請期間
申請が必要な人は2026年9月21日から申請できます。前年度分の受付は2026年3月31日に終了しているため、申請時に対象年度を取り違えないことが重要です。
支給・利用時期
対象者には2026年10月または11月に金額を知らせる書面が送られ、多くの支払いは2026年11月または12月に行われる予定です。
主な条件
- 1960年6月27日以前に生まれていること
- 基準週の居住・世帯状況などを満たすこと
- 施設入居や特定給付の受給状況により金額が変わる場合があること
注意点
個人の年間総所得が3万5,000ポンドを超える場合、支給後にHMRCが税制を通じて全額を回収します。配偶者の所得は本人の3万5,000ポンド判定には合算されません。高所得者は事前の受取辞退も検討できます。
この制度のポイント
- 支給額は100~300ポンドで、300ポンドは最大額です。
- 多くの対象者は申請不要ですが、全員が自動支給とは限りません。
- 申請が必要な人の受付は2026年9月21日開始予定です。
- 所得が3万5,000ポンドを超えると、後に全額回収されます。
よくある質問
Q:300ポンドは対象者全員が受け取れますか?
A:いいえ。100~300ポンドの範囲で、年齢、同居状況、受給中の給付などにより決まります。
Q:所得が3万5,000ポンドを超えると最初から振り込まれませんか?
A:原則として支給後、HMRCが税制を通じて全額を回収します。希望者は受取辞退の手続きも確認してください。
Q:スコットランド在住者も同じ制度ですか?
A:いいえ。スコットランドではPension Age Winter Heating Paymentが案内されています。




