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今回のテーマ
補助金や助成金の人件費を計上する際に注意することはありますか?
どの助成金や補助金でも、人件費がどれだけかかったかを報告する必要が生じます。人件費は、どの作業にどれだけ時間がかかったか、他の業務ときちんと分けられているか等、非常に細かな管理が必要となります。そこで、今回は、補助金や助成金の人件費を計上するのに、特に注意すべき点について、お伝えいたします。
1.上限額について
時間単価あたりの上限額が決まっていること。従業員の給与がそれ以上であっても、上限額以上は出ません。
2.通常業務との棲み分け
また、通常業務と補助・助成事業の業務の棲み分けが不明確にならないように、時間管理が必要なこと。実際は他の事業にあたっていたなどとなると、不正とみなされ、すべての補助・助成金が支給されないという事態にもなりますので気をつけてください。
3.大型補助金について
大型のものづくり補助金では当初人件費の計上ができましたが、件数が多い上に、不正を管理することが難しいため、現在では人件費の計上が認められていません。したがって、ソフト開発会社などは申請がしづらくなっています。
4.人件費管理の必要性
人件費に関しては、提出書類も多くなり、社内での管理も大変になりますが、きちんと他の事業や通常業務と切り分けて、また、切り分けて管理していることがわかるような体制を組む必要があります。
人件費の管理は本当に複雑でややこしいので、是非上記の事柄を意識して管理いただければ幸いです。
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