「すべての助成金についてわかりやすく説明している資料をください!」と言われる社会保険労務士の方は多くいるそうです。事業主からしたら、「プロである社労士なら簡単に作れるでしょう」と思われるかも知れません。
しかし実際はそのような資料を作成している社会保険労務士はおそらくいないと思われます。
今回はその理由について説明していきます。
1.助成金のわかりやすい資料を作らない理由
すべての助成金についてまとめた資料を作らない理由としては主に以下があるでしょう。
(1)数が多すぎる。厚労省の助成金だけでも数10種類ある。
(2)言葉が専門的で難しく、結局言葉の解説からしなければならない。例えば、「所定労働時間外の訓練は認めない」とある場合、まず「所定労働時間」から説明しなければならない。
(3)仮に作成するとしても莫大な時間がかかるため、物理的に不可能。資料作成に時間を取られすぎてしまい、大事な助成金申請の時間が取れなくなる。
(4)作ったところで毎年条件が変わるので、その都度作り直さなくてはならない。 など
作成した資料によっては誤解などによりトラブルを招く危険性もあるため、資料を作ることが難しいのです。
2.参考にすべき資料とは?
しかし、厚生労働省発行の資料なら、トラブルも含めて心配が無いでしょう。
この資料はわかりやすい内容になっており、今の自社ではどんな助成金が該当しえるかがある程度わかります。
また、有料ではありますが、助成金に関する書籍も出版されています。通販サイトで「助成金」というキーワードを入れていただくと、関連書籍が多く出てきます。
これらの資料を参考にした上で、該当しそうな助成金を細かく調べてみるか、社会保険労務士に依頼してみるかで進めていくと良いでしょう。
助成金は内容が難しくわかりづらいため、申請代行をする社会保険労務士が存在しているのです。結局は助成金と労働関係諸法令に長けた社会保険労務士をパートナーに持つことが、「すべての助成金のわかりやすい資料」になるのかと思います。
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