助成金の申請を専門家(基本的に社会保険労務士)に依頼をすると、着手金を請求されるケースと成功報酬のみとされるケースがあります。
多くの企業様は後者を選ばれるのではないでしょうか?
実は社会保険労務士のように助成金に携わる専門家から見ますと、前者の専門家の方が信用できるのです。
それは何故でしょうか?
1.着手金を請求する専門家の方が本気度が高い
もちろん、前者にも後者にも様々な専門家が存在します。前者なら全員信用でき、後者なら全員信用できないなんて言うことはありません。
では何故着手金を請求する専門家の方が、より信用できるケースが多いのでしょうか?
もし皆さんが逆の立場で、着手金をもらってしまった場合とまだ1円ももらっていない場合、同じ仕事を頼まれたらどちらを優先しますか?
もちろん着手金をもらった場合かと思います。「お金をもらってしまった」となるからです。
それは支払った側も同じです。もし数万円の着手金を支払ったとすると、「お金を払ったからちゃんと助成金が欲しい!」となります。
そうなると、依頼先から「就業規則を送ってください!」とか、「いつからいつまでの出勤簿と賃金台帳を送ってください!」などと言われたとき、すでに着手金を払った場合は、何としてでも期限までに揃えるでしょう。
もし着手金を払っていなくて、その時忙しければ「もういいや、1円も払っていないし」となることは考えられませんか?
つまり、着手金を請求してくる専門家は、助成金獲得に向けての経験値、本気度が高いケースが多いのです。着手金の重要性を判っている。だからこそ請求してくるのです。
2.着手金の扱いはきちんと決めておくこと
ただし、万が一助成金獲得ができない場合、着手金の扱いをどうするのか。そこだけは決めておいたほうが宜しいかと思います。後に揉めないためです。
例えば、「着手金は返金しない」や「社労士等の明らかなミスの場合は返金する」などです。
また最近では、着手金や成功報酬と言ったやり方ではなく、「助成金専用顧問」のような形をとり、毎月いくらかを支払う(いただく)代わりに、着手金や成功報酬をなくすケースも増えてきています。
この現象は、助成金受給は、「単に専門家に頼んだら獲得できる」というイメージではなく実際は、「その為の環境が整っていないと獲得できない」ということに、気がつき始めた企業が多いことが背景としてあります。
そんな社内の諸整備も含めて、専門家に頼むことが、案外助成金獲得の近道で安上がりだったりします。
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