アイルランド政府は、フルタイムで介護を担う人に「Carer’s Support Grant」を支給しています。2026年の金額は、介護対象者1人につき年2,000ユーロです。

この制度はアイルランド国内に通常居住し、所定のフルタイム介護条件を満たす人向けです。日本在住者が利用できる制度ではありません。

Carer’s Support Grantの概要

実施機関

アイルランド社会保護省(Department of Social Protection)が実施します。

支援額

介護対象者1人につき年2,000ユーロです。2026年8月25日のECB基準レート(1ユーロ=185.70円)では約37万1,000円です。複数人を介護する場合は、それぞれについて認定されれば人数分が支給されます。所得税・PRSI・USCは非課税です。

自動支給と申請制

6月第1木曜日時点でCarer’s Allowance、Carer’s Benefit、Domiciliary Care Allowanceを受給している場合は通常、自動支給されます。それらを受けていない介護者も、条件を満たせばCSG1を提出して単独申請できます。

単独申請の主な条件

  • 16歳以上でアイルランド国内に通常居住していること
  • 少なくとも連続6カ月、フルタイムで介護し、その期間に6月第1木曜日を含むこと
  • 介護対象者と同居するか、電話・警報装置等で速やかに連絡できること
  • 就労、自営、教育・訓練の合計が週18.5時間を超えないこと

求職者給付を受けている場合や、申請者自身が病院・療養施設等に居住する場合などは対象外です。外部で働く場合は、介護対象者に十分な代替ケアがあることも示す必要があります。

申請方法と期限

介護対象者1人ごとにCSG1申請書を作成し、必要な医療証明等とともにLongfordのCarer’s Support Grant Sectionへ郵送します。2026年分の単独申請は2027年12月31日まで受理されますが、早めの提出が安心です。

申請前に押さえたいポイント

  • 2,000ユーロは介護者1人当たりではなく、認定された介護対象者1人当たりです。
  • 対象の主要給付受給者は原則申請不要です。
  • 支援金の使途は限定されません。
  • 通常の支払日は6月第1木曜日ですが、単独申請の審査後支給は時期が異なります。

よくある質問

Q:日本人でもアイルランド在住なら対象ですか?

国籍だけで決まる制度ではありません。通常居住、介護期間、就労時間など全条件の確認が必要です。

Q:収入による減額はありますか?

Carer’s Support Grant自体はミーンズテストの対象ではありませんが、他の給付には別の所得条件があります。

Q:すでに6月を過ぎていますが申請できますか?

単独申請は後から提出できます。2026年分の最終期限は2027年12月31日です。

公式情報

Department of Social Protection:Carer’s Support Grant

現地語版

この制度の現地語版記事はこちら