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研修を受けるともらえる助成金の中でも、最も代表的なものは厚生労働省の人材開発支援助成金でしょう。

この助成金はOff-JTの研修やOff-JT・OJTを組み合わせた研修を従業員に受けさせることで、一定額が支給されるものです。

この助成金で最も必要なことは「いくらもらえるか」ではなく「どうすればもらえるのか」に注意することです。

今回はそれについて詳しく解説していきます。

1.「助成金が欲しいから〇〇する」というのはNG

典型的なNGパターンを紹介します。

(1)研修を受けさせるから、助成金に何か当てはめてほしい

少し前までは助成金関係の業者が多く存在して、何でもかんでも「助成金が取れますよ!」的な雰囲気を醸し出していました。「御社にも○百万円もらえるチャンス!」というような広告やFAXが出回っていました。

研修系の助成金だけでなく、すべての助成金は総じて申請手続きが煩雑であり、思っているより簡単に受給できるものではありません。

「助成金が欲しいから〇〇する」ではなく、「〇〇するから助成金が欲しい」と考え方を切り替えておきましょう。
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2.「どうしてこの研修を受ける必要があるのか?」を説明できますか?

次の2つのNGパターンもよく見られます。

(2)同じ条件で私の知っている社長の会社で助成金もらった

(3)研修会社が「ウチの研修を受ければ、助成金がもらえますよ」と言っている

会社が異なれば置かれている状況も異なります。また、同じ研修会社の研修を受けても、助成金対象として認められる時と認められない時があります。

研修系の助成金では「何故この労働者にその研修が必要なのか?」「どうしてこの研修を受ける必要があるのか?」をしっかりと説明できなければいけません。

例えば、入社3年目の正社員に研修を受けてもらうとします。その方が何の目的もなく研修を受ける場合は当然認められません。しかし、もし新しい部署への配属することになり、その部署で必要なスキルを身につけるための研修を受けるのであれば、同じ研修でも「確かに必要ですね」となります。

小手先のテクニックや書類の書き方の工夫でどうにかなるものではありません。きちんとした申請の理由や背景を記載する必要があります。

そのことをまず第一に考えていけば、自ずと助成金受給に近づくことになります。

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