昨年の漢字は「災」でしたが、その言葉通り、2018年は台風や地震、猛暑など数々の災害に襲われた年でした。今年2019年は元号が令和に改元するおめでたい年なので、災害に見舞われない平和な一年になってほしいですね。
しかし、願っているだけでは災害は防ぐことは当然できません。自治体や官公庁は防災に関する助成金・補助金を多数出しており、防災対策に力を入れています。
その中でも、日本の政治経済の中心地である東京都では、先進的防災技術実用化支援事業という助成金を設けています。
この助成金は、都内事業者が自社で開発した都市防災力を高める優れた技術・製品・試作品の改良・実用化に要する費用の一部を助成するほか、その後の普及促進も支援しています。
以下主な要件となります。
1.助成対象
(1)申請分野
ア 災害の未然防止
イ 被害の拡大防止
ウ 救助・復旧・復興
エ 避難の円滑化、避難場所・生活の確保
(2)対応分野
ア 自然災害(地震災害、風水害、火山災害)
イ 事故災害(火災、危険物事故、船舶事故、航空機事故、鉄道事故等、原子力事故、その他募集要項に定めるもの)
ウ その他災害(酷暑害、干害、冷害・寒害、視程不良害、感染症)
2.改良・実用化フェーズ(必須)
自社で開発した都市防災力を高める技術・製品等の改良・実用化に要する経費の一部を助成します。
助成率:3分の2
助成上限額:1,000万円
3.普及促進フェーズ(任意)
(1)で実用化した技術・製品等に係る先導的ユーザーへの導入費用の一部を助成します。
(1).先導的ユーザーへの導入費用助成
助成率:2分の1
助成上限額:200万円
(2).展示会出展・広告費の助成
助成率:2分の1
助成上限額:150万円
4.採用例
例として以下が採択されています。
・災害時の情報収集と配信を支援するシステム「防災クラウド」
・特小無線を用いたモニタリングシステム「サキモリ」
・緊急時音声電話警報サービス「TouchLives」
・地震災害避難用シェルター
・被災者による相互減災システム「心子(ここ)いるよ!」
5.まとめ
昨年多発した災害の影響もあって、今年は防災に関する助成金・補助金が多数公募されることが想定されます。
東京都の防災に役立つものであれば、是非先進的防災技術実用化支援事業を申請してください。
また、他の自治体の防災系助成金・補助金をお探しの場合は、助成金なうで「防災」と検索してみてください。
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