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皆さんはスマートウエルネスと言う言葉をご存知でしょうか?

スマートウエルネスとは、個々人が健康的かつ幸福な生活を営める社会を形成することを意味します。

少子高齢化・人口減少が急速に進んでおり、高齢になっても元気に暮らせる社会、及び若い世代が安心安全な環境で子育てできる社会が求められています。

その社会を形成するには、より多くの人々が意識的に健康づくりや幸福感ある生活を実践・継続していく仕組みづくりが重要となります。

自治体の首長たちで形成される「Smart Wellness City 首長研究会」では、住民が健康で幸せに暮らせる新しい都市モデル「Smart Wellness City(スマートウエルネスシティ)」構想の推進を行っており、今後はスマートウエルネスに関する助成金・補助金が多く公募されるかもしれません。

今回はそんなスマートウエルネスに関する国土交通省の補助金について、ご紹介します!

1.国土交通省のスマートウエルネス推進事業

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補助金は中小企業庁ばかりが出しているわけではありません。国土交通省でも補助金の公募があります。

国土交通省では、スマートウエルネスを推進するために、住民の健康や幸福感向上に気よする住環境の整備を行った方に対して、支援を行っています。

具体的には、高齢者、障害者、子育て世帯などが安心安全に暮らすことができるよう、サービス付き高齢者向け住宅の整備や改修、介護予防、健康増進、多世代交流など対して、補助金を支給しています。

平成31年度の概算要求は275億円となり、主に3つの事業に分かれています。

■サービス付き高齢者向け住宅整備事業

■セーフティネット住宅改修事業(住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業)

■人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業(新設)

以下、各事業について、詳細を説明します。

2.サービス付き高齢者向け住宅整備事業

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サービス付き高齢者向け住宅の普及を目的としたもので、サービス付き高齢者向け住宅の整備や改修にかかる費用を補助します。

①住宅の改修の場合
補助率:3分の1
上限額:1戸につき180万円

②新築住宅の場合
補助率:10分の1
上限額:1戸につき90万円~135万円

②高齢者生活支援施設の改修の場合
補助率:3分の1
上限額:1施設につき1000万円

④新築の地域交流施設などの場合
補助率:10分の1
上限額:1施設につき1000万円

3.セーフティネット住宅改修事業(住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業)

定額所得者の子育て・新婚世帯、高齢者世帯、障害者世帯などに対して、安心安全な生活を維持するための改修工事を補助します。

①補助対象
1.共同居住用住居に用途変更するための改修・間取り変更
2.バリアフリー改修
3.防火・消火対策工事
4.子育て世帯対応改修
5.耐震改修
6.居住のために最低限必要と認められた工事
7.居住支援協議会等が必要と認める改修工事

②補助額
上限額:1戸あたり50万円もしくは100万円

4.人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業(新設)

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平成30年度に新設されました。
高齢者・障害者・子育て世帯等の居住の安定確保及び健康の維持・増進に資する事業を公募し、先導性が認められた事業の実施について、その費用の一部を支援します。

①建設工事費(建設・取得)の場合
補助率:10分の1

②改修工事費の場合
補助率:3分の2

③技術の検証費
補助率:3分の2

④具体例
○多様な世帯の互助を促進する地域交流拠点(共同リビング、こども食堂、障害者就労の組合せ等)の整備

○介護予防や健康維持に資する高齢者向け住宅(IOT活用による効果的な見守り、地域との連携・交流の工夫など)

○早めの住み替えやリフォームに関する相談拠点(高齢期に適した住まいや住まい方のアセスメントなど)の整備

5.まとめ

今回は国の補助金をご紹介しましたが、多くの自治体でも、人々の健康や幸福感の向上に寄与する事業に対して、助成金・補助金を支給しています。

まだ「スマートウエルネス」という単語は馴染みが浅く、その単語を使用していない自治体も多いので、助成金なうで関連の助成金・補助金を探す際は、「健康」や「幸福」でキーワード検索してみてくださいね!

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