
ポーランドでは、対象となる年金・障害年金等の受給者へ追加給付を行う「14回目年金(czternasta emerytura)」の2026年分が9月から支給されています。満額は1,978.49ズウォティ(総額・税引前)で、2026年9月4日時点の参考レートでは約8万3,256円(約8.33万円相当)です。
この制度はポーランドの対象年金等の受給権を持つ人向けで、日本の年金受給者向け制度ではありません。1,978.49ズウォティは全受給者への一律額ではなく、基礎となる年金額によって減額・不支給になる場合があります。
円換算:1 PLN=42.0805円(2026年9月4日時点)。正式額はポーランドズウォティです。
制度概要
実施機関
Zakład Ubezpieczeń Społecznych(ZUS:ポーランド社会保険庁)などの年金支給機関です。
対象地域
ポーランドの公的年金制度等で、14回目年金の対象となる給付を受ける人が対象です。日本国内の公的年金に上乗せされる制度ではありません。
対象者
ZUSが対象として扱う年金・障害年金等の受給者で、支給月直前の基準日時点で受給権が有効な人などが対象です。満額判定では、通常受け取っている年金・障害年金等の月額が重要になります。
給付額・支援額
2026年の満額は1,978.49 PLN(総額)です。通常の年金・障害年金等が月2,900 PLN以下なら満額となり、2,900 PLNを超える場合は「1ズウォティ超過するごとに1ズウォティ減額」の方式です。
計算後の14回目年金が50 PLN未満になる場合は支給されません。ZUSの2026年案内では、基礎となる給付が4,828.49 PLNを超える場合は14回目年金が支給されないと説明されています。
申請方法
申請不要です。対象者についてZUSが自動判定し、通常の年金・障害年金等と合わせて支給します。申請代行をうたう不審な連絡や有料サービスを利用する必要はありません。
申請期間
申請制度ではないため、2026年分の申請期限はありません。受給権や基礎給付額に基づいて自動的に判定されます。
支給・利用時期
ZUSは2026年9月1日から支給を開始し、9月6日、10日、15日、20日、25日など通常の年金支給日に合わせて順次支給します。前期退職給付の一部対象者は10月1日の支給予定とされています。
主な条件
- 対象となるポーランドの年金・障害年金等の受給権が有効であること
- 基礎給付の月額が高い場合は減額されること
- 算定後の14回目年金が50 PLN未満なら支給されないこと
注意点
1,978.49 PLNは総額(brutto)です。ZUSは通常の年金等と同様に健康保険料や所得税の前払いを差し引くため、口座へ入る手取り額は人によって異なります。一方、14回目年金は差押え等の控除対象外とされ、所得連動型の他給付の権利判定にも影響しないとZUSが案内しています。
申請・受取前に確認したいポイント
検索時に最も誤解しやすいのは「年金受給者なら全員1,978.49 PLN」という点です。月2,900 PLNを境に減額が始まるため、自分の通常の年金等の総額を確認すると、おおよその追加給付額を判断しやすくなります。
この制度のポイント
- 2026年の満額は1,978.49 PLN(約8.33万円相当)
- 月2,900 PLN以下の対象年金等なら満額
- 2,900 PLN超は1対1で減額
- 申請不要で9月に通常給付と一緒に支給
- 4,828.49 PLN超の基礎給付では原則不支給
よくある質問
Q:14回目年金のために申請書を出す必要がありますか?
ありません。ZUSは対象者を自動判定して支給します。
Q:通常の年金が3,500 PLNの場合はいくらですか?
ZUSの例では、2,900 PLNを600 PLN上回るため、満額1,978.49 PLNから600 PLNを差し引き、1,378.49 PLNとなります。
Q:1,978.49 PLNがそのまま手取りになりますか?
いいえ。公表額は総額で、健康保険料や税の控除が行われるため手取りは異なります。




