
英国のWinter Fuel Paymentは、高齢者の冬季暖房費を支えるための給付です。2026~2027年冬季分は100~300ポンドで、年齢や同居状況などによって金額が変わります。
この記事の制度はイングランド、ウェールズ、北アイルランドの対象者向けです。スコットランドではWinter Fuel Paymentではなく別制度のPension Age Winter Heating Paymentが適用されます。日本在住者が日本の暖房費に利用できる制度ではありません。
海外制度の円換算は2026年9月1日時点の参考レート (1カナダドル=115.292円、1英ポンド=216.533円、1ユーロ=185.647円、 1米ドル=159.77円、1香港ドル=20.3895円、1韓国ウォン=0.116526円)を使用しています。 正式な支給額は現地通貨であり、為替変動により日本円換算額は変わります。
制度概要
実施機関
UK Government / Department for Work and Pensions(DWP)、Northern Irelandでは所管機関を通じて実施。
対象地域
イングランド、ウェールズ、北アイルランド。スコットランドは対象外です。
対象者
基本条件は1960年6月27日以前に生まれ、通常イングランド・ウェールズ・北アイルランドに居住する人です。2026/27年度の資格判定に使う「qualifying week」は2026年9月21日~27日です。長期入院、収監、在留資格上公的資金を請求できない場合などには対象外となることがあります。
給付額・支援額
支給額は100、150、200、300ポンドの区分があり、年齢と世帯状況等で決まります。例えば、対象者が1人で暮らしている場合などは、生年月日に応じて200ポンドまたは300ポンドとなります。最大300ポンドは2026年9月1日時点の換算で約6.5万円相当です。
申請方法
State Pension、Pension Credit、Attendance Allowance、PIP、Carer’s Allowanceなど所定の給付を受けている多くの対象者は、原則として自分で申請する必要がありません。これらを受けておらず、過去にWinter Fuel Paymentを受け取っていない人など、一部は申請が必要です。
申請期間
2026/27冬季分について、申請が必要な人の受付は2026年9月21日から開始予定です。9月1日時点ではまだ申請開始前です。
支給・利用時期
対象者には通常10~11月に支給額を知らせる手紙が届き、多くの給付は2026年11~12月に支払われます。通常は年金や社会保障給付を受け取っている口座に振り込まれます。
主な条件
2026/27年度では、対象地域への通常居住、年齢、qualifying week時点の状況などが重要です。また、年間総所得が3万5,000ポンドを超える人は、一旦給付を受けてもHMRCが同額を税制上回収する仕組みがあります。一定の所得連動給付受給者はこの回収の対象外となる場合があります。
注意点
「最大300ポンド」は全員への一律給付ではありません。同居する対象者の有無や年齢などで支給額が変わります。また、スコットランド居住者に同じ制度名・金額をそのまま当てはめないことが重要です。
この制度のポイント
- 1960年6月27日以前生まれが年齢面の基本条件
- 100~300ポンド、最大約6.5万円相当
- 多くの対象者は自動給付
- 申請が必要な人は9月21日から
- 多くは11~12月に支給予定
よくある質問
Q:全員300ポンドですか?
いいえ。年齢、同居する対象者、対象給付の受給状況などにより100~300ポンドの範囲で変わります。
Q:スコットランド在住でもWinter Fuel Paymentを受け取れますか?
この制度は対象外です。スコットランドではPension Age Winter Heating Paymentを確認してください。
Q:今すぐ申請できますか?
申請が必要な人の2026/27冬季分受付は2026年9月21日開始予定です。多くの対象者はそもそも申請不要です。
Q:所得が3万5,000ポンドを超えると最初から不支給ですか?
政府案内では、給付後にHMRCがWinter Fuel Payment相当額を回収する仕組みが基本です。対象給付受給等による例外があります。
公式情報
- GOV.UK「Winter Fuel Payment」
- GOV.UK「Eligibility」
- GOV.UK「How much you’ll get」
- GOV.UK「Check if you need to claim」




