助成金・補助金に関する疑問、新しく出た助成金/補助金をわかりやすく解説致します!
1.国の助成金に上乗せできる東京都の助成金
厚生労働省の「キャリアアップ助成金」はご存知の方も多いはず。
でも、東京都の事業所だけ、さらに上乗せ支給になる助成金があることはご存知でしょうか?
東京都だけ多く支給される助成金が、今月29日提出分を以て、今年度は受け付け終了となります。
これは今年度の予算が終わってしまうためです。
この助成金は、東京労働局(実際の窓口はハローワーク)に支給申請を提出し、その後2ヶ月以内に東京都に申請をすると、国からの助成金と同様に東京都からも支給されるものです。
東京都からの支給額は、有期雇用契約者を正社員に転換すると50万円。国からも60万円(平成29年3月末までに正社員転換の場合)支給されるため、合計で110万円です。
せっかく対象になるのであれば、今月中に申請したいですね。
2.国だけでなく東京都の助成金も支給されるには?
今回はその「有期雇用→正社員」の例で紹介致します。
ちなみに、国への支給申請は、正社員転換後6ヶ月分の賃金を支給した日の翌日から2ヶ月以内です。
例えば、20日締め当月25日払いの会社だとします。有期契約から正社員に転換し、今年8月20日に正社員として6ヶ月を経過したとします。その賃金は8月25日に支給されますね。その翌日から2ヶ月以内に国への支給申請が可能です。
その申請を済ませて、さらにそこ(国への支給申請日)から2ヶ月以内に東京都への支給申請を済ませれば、東京都からの助成金の対象にもなります。
よって、このケースですと、8月26日から9月29日までの約1ヶ月の間に、国→都の順で提出が必要となります。
同じく有期契約から正社員への転換で、9月20日に正社員として6ヶ月を経過したとします。その賃金は9月25日に支給されますね。
そんな場合は、9月26日から9月29日までの4日間に、国→都の順で提出が必要となります。これは大変ですね。
そのため、後者では今のうちにある程度の準備をしておく必要があります。案外、この後者の例、つまりぎりぎりのケースも結構あるのではないでしょうか。
そして、正社員としての6ヶ月分の賃金支給日が9月29日以降の方、残念ながら東京都の支給申請日は間に合いません。急ぐことなく国への提出書類をご用意ください。
今から2ヶ月前というと、7月ですね。
※7月以降に東京都労働局への支給申請をし、9月29日までに東京都への支給申請が出来そうな方は、お急ぎ書類を整えて、申請をなさってください。
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