政府が発表した「こどもまんなか実行計画2024」に基づき、各自治体で「こども誰でも通園制度」が試験的に開始しています。

就労要件を問わず、誰でも時間単位等で柔軟に利用できる新たな通園給付です。

来年度以降は補助単価をこどもの年齢ごとに設定するなどの変更を行うとのことです。

以下、兵庫県神戸市で実施されているモデル事業を紹介します。

神戸市こども誰でも通園制度モデル事業

対象者

次の1~3のすべてに該当する子どもが、対象者となります。
・神戸市民であること
・0歳6か月~2歳であること
・現在、保育所・認定こども園・地域型保育事業(小規模保育・事業所内保育・家庭的保育)や企業主導型保育施設等に在籍していないこと
※保護者の就労状況は問いません。
※満3歳になると利用できなくなります。

一時保育との違い

・一時保育には就労や病気等、利用にあたり保護者の理由が必要ですが、誰でも通園制度では利用の理由は問いません。
・月あたりの利用日数の上限や、利用料金が異なります。
・一時保育には多子世帯の軽減措置がありますが、誰でも通園制度にはありません。

実施期間

第Ⅰ期:2024年6月3日(月曜)~10月31日(木曜)
第Ⅱ期:2024年11月1日(金曜)~2025年3月31日(月曜)

利用できる時間

子ども1人につき、月10時間まで
※施設により1回あたり利用できる時間が異なります。

利用料金

1時間300円です。
※給食やおやつがある場合は、利用料金の他に実費負担が必要

利用料金が軽減される世帯

・生活保護法による被保護世帯
・世帯の当該年度市町村民税所得割課税額合計が77,100円以下の世帯
・社会的養護(児童養護施設等の入所・里親制度利用等)が必要な世帯