中小企業庁の大人気の補助金「事業再構築補助金」ですが、「売上高10%要件」というものがあります。
「売上高10%要件」とは、「3~5年の事業計画期間終了後、事業の売上高が全体の10%以上となるようにする」というものです。
ある企業の全体の売上高が10億円だとすると、事業再構築補助金で申請した事業で1億円の売上を上げなくてはなりません。
かなりハードルが高い要件ですが、この要件を満たせなかった場合、補助金の返還はあり得るのでしょうか?
1.原則返還はない
事業再構築補助金のHPにある「よくある質問」によると、
「要件を達成できなかった場合に補助金を返還する必要はありませんが、事業計画の達成に向けて責任をもって取り組むことは必要です。また、事業を継続せずに中止する場合は、残存簿価相当額等により、補助金交付額を上限として返還を求めます。」
とあります。
つまり事業を途中で中止さえしなければ、たとえ売上が10%以上にいかなくても補助金を返還しなくてもよいとのことです。
2.売上高10%を達成するための事業計画
しかし補助金の審査の段階で、現実的な事業計画を策定しているか見られます。
10%要件を達成できないからと言って、達成の見込みがない非現実的な事業計画を作っても必ず落とされます。
中小企業診断士等の専門家とも相談の上、現実的に10%要件を達成できるような説得力ある事業計画を策定しましょう!
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