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大抵の企業はいわゆる中高年世代よりも、若年世代を採用したがる傾向があります。

しかし、「もし助成金がもらえるのなら中高年世代の採用に踏み切るか?」と尋ねてみると、「Yes」と答える企業は多いでしょう。

今回は中高年世代の採用を支援するトライアル雇用助成金について解説します!

1.トライアル雇用助成金とは?

トライアル雇用助成金は、ハローワーク等が紹介した就職困難な労働者を企業が、原則3か月有期雇用契約(トライアル雇用)した場合に助成されます。

対象者1人につき、原則最大4万円/月(最長3カ月)が支給されます。

申請の流れとしては、トライアル雇用開始日から2週間以内に対象者を紹介したハローワークに実施計画書を提出します。

そして、トライアル雇用終了日の翌日から起算して2カ月以内に、管轄のハローワークまたは労働局に支給申請書を提出することで助成金が支給されます。

2.トライアル雇用の対象者

トライアル雇用の対象者は次のいずれかの条件を満たす必要があります。

(1)紹介日の前日から過去2年以内に、2回以上離職や転職を繰り返している

(2)紹介日の前日時点で、離職している期間が1年を超えている

(3)妊娠、出産・育児を理由に離職し、紹介日の前日時点で、安定した職業に就いていない期間が1年を超えている

(4)紹介日時点で、ニートやフリーター等で45歳未満である

(5)就職の援助を行うに当たって、特別な配慮を要する(生活保護受給者、母子家庭の母等)

3.対象年齢の引き上げ

上記(4)の対象者について、今後は「45歳未満」が「55歳未満」に引き上げるとの発表が厚生労働省からなされました。

早ければ、2019年度中にも申請受付を始める可能性があるようです。

またここで言う「ニート・フリーター」とは、「安定した職業に就いていない人で、ハローワーク等において担当者制による個別支援を受けている者」という要件があります。

助成金としての正式な発表はこれからですので、現在は詳細を詰めているところだと思われます。

4.まとめ

今回拡充された世代の労働者は、第2次ベビーブーム世代にも該当し、学生時代は半ば行き過ぎた受験戦争を経験しています。

そのため、強い競争力があり、優れたパフォーマンスを発揮できる方も少なくありません。

そんな掘り出し物を探すつもりで、この助成金を活用してみてはいかがでしょうか?

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