2020年1月6日、厚生労働省は令和元年度補正予算を財源として、業務改善助成金の公募を開始しました。
もともと業務改善助成金は、30人以下の事業主が生産性向上のための設備投資(機械設備、POSシステム等の導入)などを行い、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合、その設備投資などにかかった費用の4/5、現行100万円までを助成するものでした。
今回、既存の30円コースに加えて、新たに3つのコースが追加されました。あわせて新交付要綱、申請書等の各種新様式も公表されています。
今回は新生の業務改善助成金について解説します!
1.新設コース
新設されたのは、次の3つのコースです。
(1)25円コース
助成上限額:25~80万円
(2)60円コース
助成上限額:60~150万円
(3)90円コース
助成上限額:90~450万円
★助成率
4/5
※生産性要件を満たした場合:9/10
※地域別最低賃金850円以上の地域の助成率:3/4
2.助成対象事業場
次の(ア)~(ウ)のいずれの要件も満たす必要があります。
(ア)地域別最低賃金850円未満の地域のうち事業場内最低賃金が850円未満
(イ)事業場内賃金と地域別最低賃金の差額が30円以内
(ウ)事業場規模100人以下
※既存の30円コースについても、助成対象事業場が事業場規模30人以下から100人以下に拡大されています。
3.申請の流れ
事業完了期限は令和2年3月31日とされています。
交付申請後、事業完了期限までの間に賃金の引上げを行い、実際の支払いは事業実績報告書の提出日までに行う必要があります。
地域別最低賃金850円未満の都道府県の事業場で先行して、新規に追加された上記コースの受付を開始します。
また、その他の都道府県は令和2年度より開始予定です。
最低賃金が低い事業場の方は是非この助成金を検討してみてください!
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