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中小企業庁の大人気補助金「小規模事業者持続化補助金」は、「販路開拓」という建付けであれば非常に幅広い経費が対象になります。

採択率は他の補助金と比べて高めですが、それでもポイントや注意点を押さえておかなければ不採択となります。

そこで今回は小規模事業者持続化補助金に採択されるコツをご紹介します!

1.余裕をもって提出すること

申請書類の提出先は商工会または商工会議所になりますが、余裕をもって提出することをおすすめします。

締切間際の場合、「申請数が多い」等の理由によって、提出を受け付けてくれない恐れもあるためです。

可能であれば、遅くとも締切2週間前までに、商工会・商工会議所へ連絡し、可能であれば予約を取っておきましょう。

2.提出先を間違えないこと

提出先となる商工会議所と商工会では、申請書の書式も申請方法も若干異なります。

自社が所在する地域を管轄している商工会・商工会議所を確認の上、提出方法を把握しておきましょう。

3.「狩猟採集型」ではなく「農耕型」を目指そう

とりあえず申請するだけ申請、「ギリギリでも採択されればOK!」という具合で申請する事業者は「狩猟採集型」と言えるでしょう。一撃必殺勝負の傾向が強く、締め切りにさえ間に合えば何とかなると考えている事務局泣かせの事業者が増えています。

「狩猟採集型」の場合、採択されればよいのですが、不採択になると一気に熱が冷め、それ以降の補助金申請をあきらめてしまうケースも多いようです。実はこのタイプが非常に多いのです。

対照的に、前もって研究・対策し、準備を固め、余裕を持って申請してくる事業者がいます。このタイプは一度や二度の不採択にはめげません。自らの補助金獲得スキルを中長期でじっくりと成長させます。
その後は毎年のように安定して様々な補助金に採択され、中には特定の補助金の「常連」になるような事業者もいます。種まきから収穫までのまさに「農耕型」といえるでしょう。

補助金の採択を目指すには中長期スパンで、じっくりと「農耕型」で取組むことをおすすめします。考え方・行動を農耕型に変えるだけで採択率が上がります。

4.準備は余裕をもって行う

採択される率の高い申請者の特徴は以下3つです。
1)書類の形式的要件がきちんと整っている
2)派手なアイデアはないが事業計画がよく練られていて内容にストーリーがある
3)公募開始の早い時期に申請されている

上記の特徴を押さえるには、時間に余裕がないとなかなかできません。

事務局のスタッフや審査員の専門家はその経験上、準備不足の「やっつけ」申請書はすぐに分かります。

5.加点項目を押さえる

補助金には審査の際、審査書面の他に加点項目が設けられているものがあります。

加点項目は、経営革新計画の承認や事業継続力強化計画の認定など、時間をかけて準備しなければならないものがほとんどです。

多くの申請者には対応のハードルが高いので、加点項目があるだけでも採択への大きなアドバンテージとなります。

それが難しそうな場合はなるべく早めに専門家等にサポートしてもらいましょう。

6.ポイントを押さえておこう

採択されるポイントとしては

①何か目新しい要素はあるか

②顧客ニーズ及び自社の課題を正確に把握しているか

③顧客から見た自社の強みを正確に把握しているか

④販路拡大のために自社の強みをうまく活用した施策になっているか

⑤実際に施策を行うことで販路拡大に結び付く根拠を正確に示しているか

⑥目標やそのためのアクションは具体的に設定されているか

⑦補助金をもらう必要性が遡及されているか

といったものが挙げられます。

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