2019年の内閣府の調査によると、40~64歳のひきこもりの数が約61万人いるそうです。また近年は40代以上の非正規雇用も増加傾向にあります。
40代以上で無職やフリーターになってしまうと、正社員として採用されることはとても難しくなります。
そこで厚生労働省では、45歳以上の中高年齢者を採用した事業者に対して、中途採用等支援助成金(中途採用拡大コース)を支給しています。
以下主な要件となります。
1.2つの助成パターン
中途採用拡大コースには2つの助成パターンがあります。
(1)中途採用拡大助成
中途採用者の雇用管理制度を整備し、中途採用の拡大(中途採用率の拡大または45歳以上の方の初採用)を図る事業主に対する助成
(2)生産性向上助成
中途採用拡大助成の支給を受けた事業主のうち、一定期間経過後に生産性が向上した事業主に対する助成
2.主な受給要件
まず中途採用拡大助成を受給するためには、下記(1)の対象労働者を雇い入れる必要があります。
(1)対象労働者
次の1.~5.のいずれにも該当する方
1.中途採用により雇い入れられた方
2.雇用保険の被保険者として雇い入れられた方
3.期間の定めのない労働者(パートタイム労働者を除く)として雇い入れられた方
4.雇入れ日以前1年間において、その会社で就労したことがない方
5.雇入れ日以前1年間において、関連する事業主に雇用されていた方でないこと
そしてその後は、以下(2)、(3)の全ての措置をとることが必要です。
(2)要件を満たした中途採用計画を作成し、管轄の労働局に届け出ること
(3)中途採用計画期間に、一定割合の中途採用の拡大を図ること
この上で、さらに生産性要件を満たすと、助成金額が増えます。
3.支給額
4.まとめ
たとえ職を失っても今までに得たスキルや経験は失われません。
優れた能力を持つ無職の中高年の方は大勢いらっしゃいます。その人たちを活用することが少子高齢化に伴う人材不足問題の解決につながるのです。
「優れたスキルや豊富な経験を持った中高年を積極的に採用していきたい!」とお考えの方は、是非申請を検討してみてください!
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