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今回のテーマ
似て非なり!人事評価改善等助成金と職場定着支援助成金の違いとは?
「人事評価改善等助成金」は、平成29年度から新たにスタートした助成金です。
その名前の通り、「人事評価を改善することでもらえる助成金だな!」と
イメージできるのではないでしょうか?
しかし、他にも厚生労働省の支給する助成金には、
「職場定着支援助成金」という名称で、
同様に人事評価制度を導入することで支給される助成金があるのです。
今回は、その両者の違いについてのお話です。
1.設置した目的が異なる!
まずは、両助成金を設置した目的が違うのです。
[職場定着支援助成金の目的]
離職率の低下を一番に目指す助成金です。
そのため、仕事の能力を高める、社内で評価される、
といった点よりも根本的に、
「働き続けられるかどうか」をメインに組み立てられています。
特に、近年離職率が高く、今後もそれが続くであろう業界、保育と介護業界は
「保育労働者雇用管理制度助成コース」と「介護と労働者雇用管理制度助成コース」として、別途コース化されていて、支給額も高く設定されています。
[人事評価改善等助成金の目的]
これに対し、人事評価改善等助成金の目的は、
以下のような労働内容と賃金を明確にする人事評価制度の導入が主な目的です。
正規労働者対象の評価制度導入をし、労働者の過半数が合意すること
評価の対象と基準を明確であること
人事評価制度に基づく評定と賃金の関係が明確であること
評価が年1回以上行われること
新制度の実施により、1年前の同月と比べ賃金総額が2%以上増加していること
後者の細かさ(これでも一部抜粋です)を見る限り、介護や保育業界の会社であれば、
まずは「職場定着支援助成金」を目指すことがおすすめです。
特に、「職場定着支援助成金」では、
介護福祉機器購入のための費用の25%を助成する、
「介護福祉機器助成コース」も設けられています。
逆に「人事評価改善等助成金」は、
年功序列を止めて能力給に切り替えたいといった企業におすすめです。
2.それぞれの支給額は?
ちなみに支給額は、以下の通りです。
[職場定着支援助成金]
制度導入時:10万円、目標達成時:57万円
[職場定着支援助成金(保育・介護事業所の場合]
制度導入時:50万円、
目標達成時(1回目):57万円、目標達成時(2回目):85.5万円
[人事評価改善等助成金]
制度導入時:50万円、目標達成時:80万円
※それぞれの「目標達成」とは、制度導入後の離職率改善もしくは現状維持などです。
詳細は、是非専門家か労働局へお尋ねください!
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