
イタリア・エミリア=ロマーニャ州のグラナローロ・デッレミーリア市は、地方税負担の上昇を緩和するため、経済的に弱い層のうち一定の給与所得者・年金受給者を対象とする2026年分の給付申請を受け付けています。
この制度は2026年を通してグラナローロ・デッレミーリア市に居住するなどの条件を満たす対象者向けです。イタリア全土の住民や、日本在住者が利用できる全国制度ではありません。また、全員一律90ユーロではなく、2025年の個人総所得に応じて30・60・90ユーロに分かれます。
正式額は30EUR、60EUR、90EURです。2026年9月30日7:35 UTC時点の参考レート1EUR=約177.999円では、約5,340円、約10,680円、約16,020円で、最大額90EURは約1.6万円相当です。日本円換算額は為替で変動します。
制度概要
実施機関
イタリア・エミリア=ロマーニャ州ボローニャ県のComune di Granarolo dell’Emilia(グラナローロ・デッレミーリア市)。市と労働組合等の合意に基づき基金が設けられています。
対象地域
グラナローロ・デッレミーリア市。2026年を通して市内居住を継続することが条件として示されています。
対象者
主な条件は次の3点です。
- グラナローロ・デッレミーリア市の住民で、2026年を通じて居住を継続すること
- 2025年に給与所得または年金所得を得ていること
- 2025年の確定申告等で確認される個人総所得が12,001EUR~28,000EURであること
支給額・補助額
| 2025年の個人総所得 | 給付額 | 参考円換算 |
|---|---|---|
| 12,001~15,000EUR | 90EUR | 約1.6万円相当 |
| 15,001~20,000EUR | 60EUR | 約1.1万円相当 |
| 20,001~28,000EUR | 30EUR | 約0.5万円相当 |
申請期間
2026年10月31日までです。市は「termine perentorio(厳格な期限)」と明記しており、期限後の提出を前提にしないほうが安全です。
申請方法
DPR 445/2000に基づく自己申告書を作成し、本人のメールアドレスから市のPECアドレスcomune.granarolodellemilia@cert.provincia.bo.itへ送付します。有効な身分証明書の写しも必要です。
主な必要書類
市は、2025年分の所得を確認するため次のいずれかの資料を求めています。
- 2025年の所得申告書の写し(Modello 730、Redditi Persone Fisiche等の指定欄)
- 所得申告を行っていない場合はCUD/Certificazione Unica等の該当資料
- 有効な身分証明書
- 所定の申請フォーム
予算上限・選定方法
給付は基金の資金が尽きるまで行われます。ただし、単純な先着順ではありません。順位表を作成し、まず総所得が低い人を優先します。同順位ではIRPEFが低い世帯を優先し、それでも同じ場合に申請がプロトコルへ到着した順序が使われます。
注意点
市は申告内容について抜き取り確認を行います。虚偽申告は給付資格の喪失につながり、法令上の処罰対象にもなり得ます。所得欄は自己判断で概算せず、指定された税務書類の該当欄を確認してください。
「先着順」と勘違いしないためのポイント
この制度は予算が有限ですが、「早く送った人から無条件で受け取れる」方式ではありません。まず所得の低さを基準に順位付けし、その後にIRPEF、さらに同順位なら受付順で決まります。したがって、締切前に正確な書類をそろえて提出することが重要です。
この記事のポイント
- グラナローロ・デッレミーリア市の対象住民限定
- 2025年に給与所得または年金所得があることが条件
- 個人総所得12,001~28,000EURの範囲が対象
- 給付額は30~90EURで、最大90EURは約1.6万円相当
- 申請締切は2026年10月31日、基金上限・順位制あり
よくある質問
Q:所得が28,000ユーロを超えていても30ユーロ受け取れますか?
市公式の対象範囲は個人総所得12,001~28,000EURです。28,000EURを超える場合は示された所得要件から外れます。
Q:90ユーロは全員一律ですか?
いいえ。90EURは所得12,001~15,000EURの区分です。15,001~20,000EURは60EUR、20,001~28,000EURは30EURです。
Q:10月31日までに出せば必ず交付されますか?
いいえ。基金の資金上限があり、所得等に基づく順位で交付されます。
Q:イタリア国内の別の市に住んでいても申請できますか?
できません。この制度はグラナローロ・デッレミーリア市の居住要件を満たす人向けです。
Q:日本在住者は対象ですか?
日本在住者一般が利用できる制度ではありません。2026年を通じた同市の居住などの条件があります。




