タイ政府は2026年9月22日、「Thais Help Thais Plus (60/40)(追加措置)」を承認しました。対象者が指定の店舗やサービスで買い物をすると、政府が対象額の60%を共同負担し、政府負担の上限は1人あたり期間合計1,000バーツです。

この制度はタイの対象者向けです。日本在住者が利用できる制度ではありません。また、1,000バーツが現金で一律に振り込まれる給付ではなく、対象となる買い物をした際に政府が60%を負担する共同負担制度です。

政府負担の期間上限1,000バーツは、2026年9月23日時点の参考レートで約4,748円、すなわち約0.47万円相当です。正式額は1,000バーツです。

制度概要

実施機関

タイ政府/財務省。2026年9月22日の閣議で追加措置が承認され、タイ政府公式サイトで制度期間・対象者・共同負担率・確認方法が公表されています。

対象地域

タイ。利用できるのは制度に参加する店舗・サービスで、Paotang(เป๋าตัง)アプリを通じて決済します。

対象者

政府公式発表では、主に次の2グループが対象です。

  • 現在の「Thais Help Thais Plus (60/40)」で既に権利を得ている人
  • 2026年のState Welfare Card(国家福祉カード)の権利を得ていない人のうち、旧2022年カード保有者や新規登録者で追加制度の条件を満たす人

後者については、タイ国籍、権利確認日時点で18歳以上、有効な身分証明書があること、過去の指定された共同負担制度で資格停止・返還請求の対象になっていないことなどが公式条件として示されています。

支給額・補助額

これは「支給額」ではなく政府の共同負担額です。対象となる食事、飲料、商品、サービスについて政府が60%を負担します。ただし、政府負担は1人1日最大200バーツ、2026年10~11月の期間合計で最大1,000バーツです。

例えば、制度上すべて対象となる100バーツの買い物であれば、原則として政府負担60バーツ、本人負担40バーツという考え方です。政府負担上限に達するには実際の対象購入が必要で、1,000バーツが自動入金されるわけではありません。

申請期間・利用期間

対象者の権利確認は2026年10月1日~15日にPaotangアプリから行います。制度の利用期間は2026年10月1日~11月30日です。

申請方法

政府発表では、対象者がPaotangアプリから権利を確認・確定して参加します。対象店舗での通常利用時間は6:00~23:00、参加するフードデリバリー経由の飲食購入は6:00~21:00と案内されています。

主な条件

共同負担の対象は、制度で認められた食事、飲料、商品、サービスです。参加店舗側も制度参加の確認が必要です。政府が店舗側へ共同負担分を支払う仕組みで、対象者が政府から現金を直接受け取る制度ではありません。

注意点

同時に発表されたState Welfare Cardの10月増額措置とは別制度です。2026年の福祉カード対象者については、通常300バーツの枠に700バーツを追加し、10月は合計1,000バーツとする別措置があります。本記事の「60/40」は買い物時の共同負担制度であり、両者を混同しないでください。

この記事のポイント

  • 政府が対象購入額の60%を共同負担する制度で、現金一律給付ではない
  • 政府負担は1日最大200バーツ、期間合計1人最大1,000バーツ
  • 権利確認は10月1日~15日
  • 利用期間は10月1日~11月30日
  • State Welfare Cardの10月1,000バーツ措置は別枠

いくら買えば政府負担1,000バーツに達する?

単純計算では、政府負担率が60%のため、全額が制度対象となる買い物を約1,666.67バーツ行うと、政府負担は約1,000バーツに達します。ただし、1日の政府負担上限が200バーツなので、1日だけで全額を使い切ることはできません。実際の適用額は対象商品・サービスと決済条件に従います。

よくある質問

Q:対象者は1,000バーツを現金でもらえますか?

いいえ。指定の買い物をした際に政府が60%を共同負担し、その政府負担分の期間上限が1,000バーツです。

Q:タイ国籍なら誰でも使えますか?

いいえ。既存制度の権利者または追加対象グループであることに加え、年齢や身分証明、過去制度の資格状況などの条件があります。

Q:いつまでに権利を確認すればよいですか?

政府発表では2026年10月1日~15日にPaotangアプリで権利確認を行います。

Q:福祉カードの1,000バーツと同じ制度ですか?

違います。福祉カード対象者への10月の増額と、60/40共同負担の追加措置は同じ政策パッケージ内の別制度です。

公式情報

一次情報確認済み:9月22日の閣議決定、対象者、タイ国籍・18歳以上等の条件、権利確認期間、60%共同負担、1日200バーツ・期間1,000バーツ上限、利用期間をタイ政府公式発表で確認しています。