個人事業主が補助金のオンライン申請をする際に必要なアカウントの開設を即時完了できる仕組みが導入されました!
事業者向けのインターネット申請システムを利用する際には、「GビズID」の指定アカウントが必要でしたが、今までは郵送で書類送付する必要があり、1~2週間ほどかかっていました。
今後はマイナンバーカードをスマートフォンで認証することで、即時取得可能にするとのことです。
法人の即時アカウント発行の仕組みは年度内に導入する予定とのことです。
GビズID(GBIZ ID)とは?
GビズID(GBIZ ID)とは、法人や個人事業主向けの共通認証システムです。
GビズIDを取得すると一つのID・パスワードが付与され、インターネット上で補助金の申請や手続きの届出など様々な行政サービスを利用することができます。
アカウントを1つ取得すれば、有効期限、年度更新の必要はなく利用できます。(令和3年8月現在)
取得したアカウント情報は大切に保管しましょう。
また2020年11月よりe-Gov(電子政府の総合窓口)の電子申請サービスも、GビズIDで利用可能となりました。利用できる行政サービスは年々拡大しています。
GビズIDで利用できるサービスの一例
ものづくり補助金、IT導入補助金などの申請
経営力向上計画や事業継続力強化計画などの認定申請
社会保険手続き
飲食店の営業許可申請
など
GビズIDによる電子申請のメリット
GビズIDは各種手続きの電子申請が可能です。電子申請には以下のようなメリットがあります。
①いつでもどこでも手続き可能
インターネットを利用するため、24時間365日、自宅でも職場でも、申請や手続きができます。(サーバーのメンテナンス等により休止する場合あり)
②時間・コストの削減
書類の提出に役所等に行く労力、移動時間、交通費が不要になります。また書類の郵送代も削減できます。
③情報入力の手間削減
過去の申請などで入力した情報(企業概要や財務情報など)はその後も利用できるので(自動転記)、その都度入力の手間を省くことができます。
④書類のハンコが不要
ログイン時の認証機能で申請者を確認するため、その都度書類に押印する必要がなくなります。
まとめ
今までは法人・個人事業者の確認手段として電子証明書の取得(有料)が必要でしたが、GビズIDを取得すれば、電子証明書なしでも電子申請が可能となります。
GビズIDアカウントで利用できる行政サービスは今後も広がる見込みです。
この機会にぜひGビズIDについての理解を深め、積極的にビジネスへ活用していきましょう。
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