「クラウドファンディングでお金を募った」というニュースをよく聞きますが、具体的にどんなものなのか説明できる人は多くないと思います。
そこで今回はクラウドファンディングの仕組みやメリットについて解説します!
1.クラウドファンディングは次世代の資金調達手段!
クラウドファンディングは次世代の資金調達手段として注目されています。
クラウドファンディングの運用会社のサイトを通じて、夢や思いに共感した不特定多数の人からお金を集め、商品開発やプロジェクトの実施を行います。
金融機関のように預かったお金を貸すという間接的な融資ではありません。また、上場会社の株のように会社自体に投資するのでもありません。
実現したい内容を不特定多数に向けてPRし、支持や共感した人が直接投資や寄付する仕組みとなります。
2.クラウドファンディングによるメリット
クラウドファンディングによるメリットはテストマーケティングができるということです。
実際に商品やサービスを市場投入する前に、共感する人がどのくらいいるのかという反応を見ることができます。
また、クラウドファンディングを通じて自社の存在を周知できるため、プロモーション手法としても有効と言われています。
3.クラウドファンディングのリターン
クラウドファンディングに投資した場合、モノやサービス、権利といった購入型リターンを得られる場合があります。また、対価がない完全な寄付型の場合、株・配当の場合もあります。
通常は資金の募集期間中に支援金額が目標金額を超えた場合にプロジェクトが成立します。そして、対価としてリターンを受け取ることができます。
不成立の場合は支援者に全額返金されることが多いです。
ただし、目標金額以上の支援が集まったかどうかに関わらず、プロジェクトが成立する仕組みを取り入れる場合もあります。
4.補助金の加点要素になる場合も!
2019年に公募された中小企業庁のものづくり補助金では、購入型クラウドファンディングで一定規模以上の支援金額を集めた企業については、点数が加点される仕組みが導入されました。
クラウドファンディングを通じた事業化が一般的になりつつあるという判断によるためだと思います。
事業の成功確度を上げていくには、クラウドファンディングなどの新しい資金調達手段を活用していくことが必要となっていきます。
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