昨今特に注目されている社会問題として、空き家の増加が挙げられます。統計局の平成25年住宅・土地統計調査によると、空き家率は13.5%と過去最高を記録しました。
空き家が増加すると、「景観悪化」「犯罪の温床」「住宅価値の低下」「老朽家屋の倒壊」「ホームレスの不法占拠」などさまざまな危険性が高くなります。
そこで、多くの自治体・官庁では空き家の利活用を推進するため、空き家関係の助成金・補助金を公募しています。
今回は空き家利活用に関する最新の助成金・補助金をご紹介します!
1.空き家の新たな利活用モデルを考案しよう!(東京都)
空き家の「新たな利活用モデル」となりうるすぐれた事業プランを考案した都内起業家に対して、創業に必要な費用を助成します。
(1)助成対象経費
従業員人件費、賃借料、広告費等、創業期に必要な経費の一部
(2)助成額
助成率:3分の2
上限額:300万円
下限額:100万円
(3)募集期間
1.申請予約期間
2019年9月2日(月)~9月26日(木)
2.申請期間
2019年9月9日(月)~9月27日(金)
2.老朽空き家を解体しよう!(兵庫県神戸市)
活用見込みが乏しく崩壊する危険がある老朽空き家を解体する費用を補助します。
(1)補助対象者
老朽空き家等の所有者
※法人可
(2)補助対象の空き家
昭和56年5月以前に着工された旧耐震基準の家屋で、次のいずれかに該当するもの
1.一部腐朽・破損がある空き家
2.幅員2メートル未満の道のみに接する土地の上に建つ家屋
3.60平方メートル未満の土地の上に建つ家屋
(3)補助額
補助率:3分の1
上限額:50万円
(4)募集期間
2019年6月3日(月)~12月27日(金)
3.空き地の調査をしよう!(全国)
空き地対策に関し、NP団体や民間事業者、法務や不動産の専門家、市区町村等が単独もしくは連携して行っている先進的な取組に対し、その実施に要する費用を支援します。
(1)対象となる取組
1.対象区域又は対象とする土地における空き地、空き地の所有者、関係権利者等の状況把握
2.関係法令・事例等の整理、取組スキームや運用方針等の作成
3.近隣住民等との勉強会、合意形成の取組
4.実際の空き地に適用して適正管理や利活用する試行的な取組 など
(2)支給額
上限額1地域あたり300万円
(3)募集期間
2019年7月25日(木)まで
4.空き家の清掃費用と引越し費用を補助します!(新潟県長岡市)
空き家を活用した移住及び定住を促進するため、空き家所有者には家財等処分・清掃費用を、空き家利用者には仲介手数料・登記及び引越し費用を補助します。
(1)空き家の家財片づけ事業
1.対象経費
家財等処分、清掃、除草費用
2.補助額
補助率:3分の2
上限額:20万円
(2)空き家利用者応援事業
1.対象経費
仲介手数料、登記、引越し費用
2.補助額
a.契約に必要となる費用:補助率3分の1(上限5万円)
b.引越しに要する費用:補助率3分の1(上限5万円)
(3)募集期間
随時
5.まとめ
せっかく空き家があるのに、利用もされず老朽化していくのはもったいないことです。
空き家利活用に関する政策やビジネスが今後ますます積極的に取り組まれることが想定されます。
「空き家を利活用したい!」とお考えの方は是非助成金なうで「空き家」と検索してみてください。
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