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今回のテーマ
キャリアアップ助成金の今年度は、昨年度と比べて違いはありますか?

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キャリアアップ助成金は、
非正規雇用労働者がキャリアアップを図るため、
正社員化や人材育成等を助成するものですが、
年度によって少しずつ内容が異なっていますので、注意が必要です。

1.正社員化コース
正社員化コースにおいては、
昨年度の支給申請上限人数が1事業所あたり年間15人だったところ、
今年度は20人に拡充されています。

ただし、追加条件もあり、
正規雇用に転換される前の6か月間と転換されてからの6か月間で、
賃金を5%以上増額する必要があることです。

また、有期契約労働者からの転換の場合、
雇用されていた期間が3年未満となりました。
3年以上有期契約されていた労働者は対象にされないので、
気をつけてください。

2.人材育成コース
人材育成コースにおいては、キャリアアップ助成金ではなく、
人材開発支援助成金に統合されることになりました。

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3.賃金規定等共通化コース
賃金規定等共通化コースにおいては、
中小企業の場合、加算措置として、
20人までは1人につき20,000円(生産性要件を満たした場合は1人につき24,000円)となりました。

4.諸手当制度共通化コース
諸手当制度共通化コースにおいては、
中小企業の場合、有期雇用者に対し、
正規雇用労働者と共通の諸手当制度を新たに設けた場合、加算措置として、
20人までは、1人当たり15,000円(生産性要件を満たした場合は1人につき18,000円)。
また、諸手当数に応じた加算措置として、
諸手当の数1つあたり、160,000円(生産性要件を満たした場合は1人につき19,200円)となりました。

諸手当制度共通化コースはこれまで、1事業あたり38万円(生産性要件を満たした場合は48万円)ですから、大幅のアップとなっています。

ちなみに、諸手当制度共通化コースの対象の新たに設ける諸手当は、
①賞与、
②役職手当、
③特殊作業手当・特殊勤務手当、
④精勤手当、
⑤食事手当、
⑥単身赴任手当、
⑦地域手当、
⑧家族手当、
⑨住宅手当、
⑩時間外労働手当、
⑪深夜・休日労働手当
となります。

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