
シンガポールは2026年から、医療費用の積立が少ない中高年層を支援するMatched MediSave Scheme(MMSS)を開始しました。資格を満たす人の専用医療口座へ現金を積み立てると、政府が同額を年間最大1,000シンガポールドル追加します。
対象はシンガポール国民で所定の医療口座・所得・住宅要件を満たす55~70歳です。日本在住者は原則対象外です。口座へ条件なく現金1,000ドルが振り込まれる制度でもありません。
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制度概要
実施機関
シンガポール中央積立基金庁(CPF Board)
対象地域
シンガポールのCPF制度内。MediSave Account(MA)が対象で、日本の銀行口座や国民健康保険では利用できません。
対象者
シンガポール国籍・55~70歳のほか、2026年の判定でMediSave残高39,500SGドル未満、平均月収4,000SGドル以下、住宅年間評価額21,000SGドル以下、不動産所有1件以下などを満たす人。自営業者には追加条件があります。
支給額・補助額
適格な現金積立1SGドルに対し政府が1SGドルを上乗せ。政府マッチング上限は1人年間1,000SGドル。たとえば本人・家族が合計600SGドルを適格積立すると政府分は600SGドルです。
申請期間・利用期間
2026年1月開始、2030年までの5年間の試行制度。対象年の適格積立への政府上乗せは翌年に医療口座へ入金されます。
申請方法
受給資格はCPF Boardが年ごとに自動判定し通知。本人または家族等が所定のMediSave現金積立手続きを行います。資格の有無はCPF公式Healthcare dashboardで確認できます。
主な条件
積立てがなければマッチング分は発生しません。上乗せ対象となる現金積立は税控除の対象にもなりません。
注意点
MediSaveは承認された医療費・保険料などの用途に使う制度です。政府分を現金で自由に引き出し、日常の買い物に充てられるという意味ではありません。
通常の退職積立制度との違い
同じCPFにはMatched Retirement Savings Scheme(MRSS)もあります。MRSSは退職資金、MMSSは医療積立を対象とし、上限額も異なります。両制度を混同すると申込先口座を誤るおそれがあります。
2026年の準備事項
年初にCPFから届く通知とHealthcare dashboardの資格表示、現在のMediSave残高、積立予定額を照合しましょう。
この記事のポイント
- 55~70歳の適格シンガポール国民向け
- 医療口座への積立と同額を政府が年最大1,000SGドル上乗せ
- 資格は自動判定、マッチング分は翌年入金
- 使途は認められた医療費・医療保険料等に限定
よくある質問(FAQ)
Q:積立てをしなくても年1,000SGドルがもらえますか?
A:いいえ。適格な現金積立と同額が上乗せされます。
Q:家族が私のMediSaveへ積み立てても対象ですか?
A:はい。対象者本人以外が適格な積立を行う方法も案内されています。
Q:日本に住む55歳でも申請できますか?
A:シンガポール国民であることなどが必要で、日本の医療保険制度に適用されません。




