スペインでは、経済的に脆弱な世帯の最低生活水準を支える「Ingreso Mínimo Vital(IMV)」を実施しています。2026年の単身世帯の保障基準額は月€733.60ですが、これは全対象者に一律で振り込む固定額ではありません。

この制度はスペインに合法かつ実効的に居住するなどの要件を満たす人向けです。日本在住者が日本国内で申請できる制度ではありません。

元記事の「月額約13万円を口座振込」は、単身世帯の保障基準を一律支給額のように読める表現です。実給付額は、原則として世帯ごとの保障基準額と算定所得との差額です。

制度概要

実施機関

スペイン社会保障制度(Seguridad Social / Instituto Nacional de la Seguridad Social)。

対象地域

スペイン。

対象者

経済的脆弱性があり、原則として申請前1年以上スペインに合法かつ実効的に継続居住している人などが対象です。未成年者、国際的人身取引被害者、ジェンダー暴力被害者等には一定の例外があります。

支給額・補助額

2026年の単身者保障基準は月€733.60。年間基準では€8,803.20です。2026年10月4日時点の参考レート1EUR=約177.746円では、月約130,394円(約13.0万円相当)、年約156.5万円相当です。

実際の月額は、原則として世帯構成別の保障基準額-算定所得。差額が一定額未満の場合などは支給されないことがあります。世帯人数が増えると保障基準も上がり、単親世帯等には別の加算があります。

申請期間・利用期間

条件を満たす人が申請し、認定された場合、原則申請月の翌月初日から権利が発生します。要件を満たす限り継続しますが、所得等の再確認があります。

申請方法

Social SecurityのIMVオンラインサービス等から申請できます。公式シミュレーターや情報窓口「020」も案内されています。

主な条件

所得だけでなく資産要件があります。2026年の単身者では、主たる住居を除く純資産について€26,409.60未満などの基準が示されています。

注意点

「低所得者なら月€733.60を満額受給」という制度ではありません。世帯所得がある場合、その分だけ支給が減るのが基本です。

子どもがいる世帯の追加支援

IMVには子どもの年齢に応じたChildhood Aid Supplementがあり、2026年基準では3歳未満月€115、3歳以上6歳未満月€80.50、6歳以上18歳未満月€57.50などが案内されています。

この記事のポイント

  • 単身保障基準は月€733.60
  • 実給付は所得との差額
  • スペインでの継続居住要件あり
  • 所得だけでなく資産も審査

よくある質問

Q:無収入なら必ず€733.60ですか?

無収入だけで決まらず、居住、資産、世帯構成など全要件を満たす必要があります。

Q:働いていると対象外ですか?

一定所得があっても保障基準との差額が生じ、他要件を満たせば対象になる場合があります。

Q:日本在住者もスペインの口座があれば対象ですか?

口座だけでは足りず、スペインでの居住等の資格要件があります。

公式情報