香港では、対象となる65歳以上の高齢者が民間のプライマリ・ヘルスケアを利用する際に使える「Elderly Health Care Voucher Scheme(長者医療券計劃)」を実施しています。現在の年額はHK$2,000で、未使用分を含む残高は最大HK$8,000まで積み上げられます。

この制度は香港の資格要件を満たす高齢者向けです。日本在住者が日本国内の病院・薬局等で利用できる制度ではありません。

制度概要

実施機関

香港特別行政区政府のHealth Care Voucher Division(Department of Health)が運営しています。

対象地域

香港。対象医療提供者によるプライマリ・ヘルスケア等で利用する制度です。

対象者

原則として65歳以上で、有効なHong Kong Identity CardまたはImmigration Department発行のCertificate of Exemptionを保有する人が対象です。公式には一部の滞在許可失効者など除外条件も定められています。

支給額・補助額

正式な年額はHK$2,000、累積上限はHK$8,000です。2026年10月3日時点の参考レート1HKD=約20.111円では、年額HK$2,000は約40,222円(約4.0万円相当)、累積上限HK$8,000は約160,888円(約16.1万円相当)です。為替変動により円換算額は変わります。

申請期間・利用期間

対象年齢に達した人には、その年から毎年1月1日に年額が医療券口座へ自動的に加算されます。未使用額は翌年以降へ繰り越せますが、毎年1月1日時点の残高は累積上限を超えられません。

申請方法

現金給付を申請する制度ではありません。初回利用時は、登録済み医療提供者のもとで本人確認を行い、医療券口座を作成して利用します。利用時には有効な身分証明書の提示が必要です。

主な条件

医療券は対象となる医療サービスに使用するもので、現金への交換はできません。利用可能な医療提供者・サービス範囲は公式検索で確認するのが安全です。

注意点

HK$8,000は毎年の給付額ではなく未使用分を含む累積残高の上限です。また、65歳以上なら世界中どこでも使える制度ではありません。

この制度の実用ポイント

  • 年HK$2,000は対象者の口座へ毎年自動加算
  • 使い切れなかった医療券は翌年へ繰越可能
  • 残高上限はHK$8,000で、年額と混同しない
  • 登録医療提供者での対象医療サービスに利用
  • 初回は医療提供者側で口座作成手続きが行われる

よくある質問

Q:毎年HK$8,000を受け取れますか?

いいえ。年額はHK$2,000です。HK$8,000は過年度の未使用分を含む累積残高の上限です。

Q:現金として引き出せますか?

できません。医療券として対象医療サービスの支払いに利用します。

Q:日本在住の65歳以上なら利用できますか?

一般には利用できません。香港の身分証等を含む公式の資格要件を満たす必要があります。

公式情報