英国のWinter Fuel Paymentは、冬の暖房費を支える高齢者向け給付で、2026/27年度は対象者の生年月日や世帯状況に応じて100~300ポンドが支給されます。主な対象は1960年6月27日以前生まれで、通常イングランド・ウェールズ・北アイルランドに居住する人です。

この制度は英国の対象者向けで、日本在住者が利用できる制度ではありません。またスコットランドではWinter Fuel Paymentではなく別のPension Age Winter Heating Paymentが案内されています。

2026年9月3日時点の参考レート(1ポンド=約210.863円)では、300ポンドは約6.3万円、200ポンドは約4.2万円、150ポンドは約3.2万円、100ポンドは約2.1万円相当です。為替変動により円換算額は変わります。

制度概要

実施機関

英国Department for Work and Pensions(DWP)等。

対象地域

イングランド、ウェールズ、北アイルランド。スコットランドは別制度です。

対象者

1960年6月27日以前生まれで、通常イングランド・ウェールズ・北アイルランドに居住している人が基本対象です。判定には2026年9月21~27日の「qualifying week」の状況も使われます。

支給額・補助額

一人暮らし、または同居者に他の対象者がいない場合は、生年月日により200ポンドまたは300ポンド。対象者同士で同居している場合は100・150・200・300ポンドなど、給付・世帯状況によって異なります。

なお、本人の総所得が3万5,000ポンド超の場合、HMRCが原則としてWinter Fuel Payment相当額を税制を通じて回収します。配偶者の所得は本人の総所得には合算しません。

申請期間・利用期間

2026/27年度の一部申請は2026年9月21日から開始。対象者への通知は10~11月、支払いの多くは11~12月です。

申請方法

State Pension、Pension Credit、Universal Credit、Attendance Allowance、PIP、Carer’s Allowanceなど所定給付を受けている対象者は、多くの場合申請不要です。これらを受けておらず、過去にWinter Fuel Paymentを受け取っていない、またはState Pensionを繰下げたなどの場合は申請が必要になることがあります。

主な条件

生年月日、通常の居住地、qualifying weekの状況が重要です。一定期間の入院・刑務所収容、公的資金利用不可の在留条件などでは対象外となることがあります。

注意点

300ポンドは全員の支給額ではなく上限側の金額です。また、Warm Home Discount(150ポンドの電気代割引)とは別制度です。政府を装い銀行情報を求める詐欺にも注意が必要です。

この記事のポイント

  • 2026/27年度は100~300ポンド
  • 1960年6月27日以前生まれなどが基本条件
  • 多くの対象者は申請不要
  • 必要な人の申請は9月21日から
  • 所得3万5,000ポンド超では税を通じ全額相当が回収される仕組み

よくある質問

Q:対象高齢者は全員300ポンドですか?

いいえ。生年月日と世帯状況により100~300ポンドです。

Q:自分で申請しないと受け取れませんか?

多くの対象者は自動支給です。ただし所定給付を受けておらず過去の受給歴がない場合などは申請が必要です。

Q:スコットランドでも同じ制度ですか?

いいえ。GOV.UKはスコットランド居住者についてPension Age Winter Heating Paymentを案内しています。

Q:いつ振り込まれますか?

多くは2026年11~12月です。2027年1月27日までに通知・支払いがない場合の問い合わせ先も政府が案内しています。

公式情報