イタリア・プーリア州は、低所得世帯の中等教育段階の生徒を対象に、2026/27学年度の教科書・教材費を無料または一部補助する制度を実施しています。モノーポリ市では第1次申請で認定された対象者に、2026年9月1日時点でデジタル教科書券の発行を完了しています。

この制度はイタリア・プーリア州に居住し、所得・在学要件を満たす生徒向けです。日本在住者が利用できる教科書補助ではありません。

制度概要

実施機関

Regione Puglia(プーリア州)が制度枠組み・財源を設け、各自治体が対象者確認と給付を行います。モノーポリ市ではUfficio Pubblica Istruzioneがデジタル教科書券を発行しています。

対象地域

イタリア・プーリア州。この記事ではモノーポリ市の給付・利用状況を中心に説明します。

対象者

プーリア州に居住し、2026/27学年度に中等学校第1段階・第2段階(scuole secondarie di I e II grado)へ通う生徒で、家庭の有効なISEEが基準内であることが主な条件です。

  • 通常世帯:ISEE 13,000ユーロ以下
  • 子ども3人以上の多子世帯:ISEE 15,748.78ユーロ以下

申請時点でINPSのデータベースに有効なISEEが登録されている必要があります。未成年者の場合は保護者等が申請し、成年の学生は本人申請が可能です。

支給額・補助額

この制度には「生徒1人一律○ユーロ」という固定額はありません。自治体は州から配分された財源の範囲で、学年・学科ごとに国が定める教科書購入費上限を超えない範囲で、デジタル教科書券、費用の全額・一部払い戻し、貸与などの方法を採用します。

2026/27年度のプーリア州全体の予算は11,407,231.54ユーロです。この額は制度全体の予算であり、1人あたりの給付額ではありません。

申請期間・利用期間

第1次申請期間は2026年6月15日12時~7月15日12時で終了しました。第2次申請は2026年9月8日12時~9月22日12時に実施予定です。

モノーポリ市の第1次認定者へ発行されたデジタル教科書券は、公式告知で2026年12月31日まで指定の取扱店で利用できると案内されています。

申請方法

申請は「Studio in Puglia」の専用オンライン手続きのみです。SPID、CIEまたはCNSでログインし、必要事項を入力して送信します。州公式サイトは、この申請が「click day(早い者勝ち)」ではなく、受付期間中の申請順による優先順位はないと明記しています。

主な条件

  • プーリア州に居住していること
  • 対象となる中等学校に2026/27年度在籍すること
  • ISEEが通常13,000ユーロ以下、多子世帯は15,748.78ユーロ以下であること
  • 有効なISEE情報がINPSで確認できること
  • 自治体による居住・実際の在学確認に通ること

注意点

第2次申請用に確保されている州予算は570,361.54ユーロで、全体予算の5%です。州は、第2次申請分の1人あたり給付を第1次申請分より高くしないルールを設けています。また財源不足時は、より所得の低い世帯を優先する仕組みがあります。

モノーポリ市は、申請時に登録した学校・学級が変わった場合や記載誤りが判明した場合、教育担当部署と取扱店へ速やかに連絡するよう案内しています。在学実態と申告内容が一致しない場合は、給付額の返還手続きが行われる可能性があります。

申請・利用前に確認したいポイント

第2次申請は短期間ですが「先着順」ではありません。開始直後にアクセスが集中しても、9月22日12時までに正確な情報で提出することが重要です。一方、ISEEが有効な状態でINPSに登録されていないと審査に影響するため、申請前に所得証明の状態を確認しておく価値があります。

この記事のポイント

  • 対象はプーリア州の中等学校生徒
  • ISEEは原則13,000ユーロ以下、多子世帯は15,748.78ユーロ以下
  • 第2次申請は9月8日12時~22日12時
  • 先着順・click dayではない
  • モノーポリ市の第1次デジタル券は12月31日まで利用可能

よくある質問

Q. 1人いくら受け取れますか?

一律額ではありません。学年・学科ごとの教科書費上限や自治体への配分額などで決まります。

Q. 9月8日の開始直後に申請しないと不利ですか?

州公式サイトは申請をclick dayではないと明記しており、申請順の優先はありません。ただし期限内の提出は必要です。

Q. 第1次申請を忘れた家庭も申請できますか?

はい。第2次窓口は、第1次期間に申請できなかった世帯にも機会を設けるものです。ただし財源や給付額のルールは第1次と同一ではありません。

Q. 日本在住の学生がイタリア語教材を買うために使えますか?

使えません。プーリア州での居住・在学・ISEE条件が必要です。

公式情報