「不法滞在」とは、外国人の方が在留許可がない状態で滞在していることを指します。

不法滞在をしている外国人を通報した場合、最大5万円の報奨金をもらえる場合があります。

尚、ハードルが高くリスクもあるので、よく考えて行動する必要があります。

不法滞在の種類

不法入国:在留許可がそもそもない状態
不法滞留:在留許可期間が超過している状態

報奨金額

通報に基いて退去強制令書が発付された場合、通報者に対し、5万円以下の金額が報償金として交付されます。

ただし、国や地方公共団体の職員による通報は対象外となります。

通報の方法

通報先は入国管理局となります。電子メールか近くの地方入国管理官署へ訪問して連絡します。

また、公式の情報受付ページから情報提供が行えます。

注意点

(1)具体的な内容にする
ネットから仕入れた情報や単なる誹謗中傷など明らかに具体性に乏しい情報は、受理されない可能性が高いです。

対象となる外国人の住所や生活パターンなど具体的な情報の提供が求められます。

(2)実名での通報が求められる?
匿名での通報も行えますが、報奨金を受け取れない可能性が高いです。
報奨金を受け取る場合は、実名にすることが求められます。

尚、匿名での通報であれば、警察庁の匿名通報ダイヤルでも可能です。

(3)虚偽の情報提供で逮捕されることも?
事実と異なる情報提供をした場合、罪を問われる可能性があります。

また、対象の外国人が不法滞在でないことが判明した場合、責任を負わされるリスクもあります。