助成金・補助金の疑問や専門用語をわかりやすく解説するサービスを
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今回の疑問
キャリアアップ助成金の助成額が増額されたとの話を聞きましたが、具体的にどのように変わりましたか?
キャリアアップ助成金とは、有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といった、非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップ等を促進するため、正社員化、人材育成、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度です。
28年10月より改正されたのは、このうちの処遇改善の部分であり、基本給の賃金テーブル等を2%以上増額改定し、昇給させた場合に助成するものでしたが、中小企業において3%以上増額した場合、
・全ての賃⾦規定等改定:1人当たり14,250円<生産性向上が認められる場合は18,000円>加算
・雇用形態別、職種別等の賃金規定等改定:1人当たり7,600円<生産性向上が認められる場合は9,600円>加算
されることになりました。
これまでは、
( )内は大企業の額
①すべての有期契約労働者等の賃金テーブル等を増額改定した場合
対象労働者数が
1人~3人:10万円(7.5万円)
4人~6人:20万円(15万円)
7人~10人:30万円(20万円)
11人~100人:1人当たり3万円(2万円)
②一部の賃金テーブル等を増額改定した場合
対象労働者数が1人~3人:5万円(3.5万円) 4人~6人:10万円(7.5万円)
7人~10人:15万円(10万円) 11人~100人:1人当たり1.5万円(1万円)
<1年度・1事業所100人まで>
さらに、「職務評価」を活用する場合は、
1事業所当たり20万円(15万円)の加算(1年度・1事業所1回まで)でしたので、かなり充実したことを示しています。
本日は以上になります。
今後も定期的によくある質問や、わかりにくい助成金補助金の
専門用語について解説していきます。
是非、ご活用下さい!