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近年「イクメン」という言葉も普及し、育児休業を取得する男性労働者が増えています。しかし、現状では育児に関する夫婦の負担にはまだ大きな差があります。

厚生労働省が運営する「イクメンプロジェクト」によると、6歳未満の子どもを持つ夫婦の家事・育児時間に関して妻は夫の6倍にのぼっています。また、平成27年度時点での育児休業取得率については、女性が83.2%に対して、男性は5.1%しか取得していません。

そこで厚生労働省では、子どもの出生後8週間以内に、男性労働者に育児休業を取得させた事業主に対して、両立支援等助成金(出生時両立支援コース)を支給しています。

主な要件は以下となります。

1.男性労働者に育児休業を利用させた場合

(1)1人目の助成額
(イ)中小企業事業主
57万円
※生産性要件を満たせば72万円

(ロ)中小企業事業主以外の事業主
28.5万円
※生産性要件を満たせば36万円

(2)2人目以降の助成額
上限人数は10人です。また、休業期間によって助成額が変わります。

(イ)中小企業事業主
a.5日以上14日未満:14.25万円(18万円)
b.14日以上1か月未満:23.75万円(30万円)
c.1か月以上:33.25万円(42万円)
※括弧内は生産性要件を満たした場合

(ロ)中小企業事業主以外の事業主
a.14日以上1か月未満:14.25万円(18万円)
b.1か月以上2か月未満:23.75万円(30万円)
c.2か月以上:33.25万円(42万円)
※括弧内は生産性要件を満たした場合
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2.育児目的休暇制度を導入し、男性労働者に利用させた場合

1事業主1回限りで支給します。

(イ)中小企業事業主
28.5万円
※生産性要件を満たせば36万円

(ロ)中小企業事業主以外の事業主
14.25万円
※生産性要件を満たせば18万円

3.まとめ

日本の男性労働者の育児休業取得率は世界的に見ても低いそうです。

「子どもが生まれた男性労働者にイクメンになってもらいたい」とお思いの方は是非この助成金を検討してみてください。

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