イタリア北東部のフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア自治州(FVG州)は、2026/2027学年度の教育費支援として、一般的な中等教育費を補う「Dote scuola」、認可私立学校の学費負担を補う支援、寄宿舎費用支援の3制度を案内しています。州政府の2026年10月7日発表によれば、認可私立の後期中等教育校への通学費等については、生徒1人あたり最大2,145ユーロが上限です。

この制度はイタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州に居住する対象世帯向けです。日本在住者は原則対象外です。「最大2,145ユーロ」は認可私立の後期中等教育校の場合の上限で、すべての児童・生徒に一律支給する金額ではありません。


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制度概要

実施機関

フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア自治州、地域学生支援機関ARDIS(Agenzia regionale per il diritto allo studio)。

対象地域

イタリアのFVG州内の居住世帯。通学先の学校の種類・学年・寄宿の有無により、適用制度が異なります。一部の国外校通学も私立校支援の特殊な条件下で対象になり得ますが、日本居住の世帯まで対象範囲が広がるものではありません。

対象者

Dote scuolaは中等教育の第1段階・第2段階に在学する生徒のいる州居住世帯。認可私立校の補助は初等教育校・前期中等校・後期中等校に通う生徒のいる州居住世帯。寄宿支援は州内の寄宿施設に滞在する対象の後期中等教育生徒のいる世帯です。原則、2026年のISEEが35,000ユーロ以下であることが必要です。

支給額・補助額

【Dote scuola】前期中等校および後期中等校1~2年生は250ユーロ、後期中等校3~5年生は400ユーロ。【認可私立校の学費等】初等校は最大1,420ユーロ、前期中等校は最大2,000ユーロ、後期中等校は最大2,145ユーロ。【寄宿舎費】対象者は定額800ユーロ。複数の種類を「同一生徒に必ず全部支給」とは解釈できません。

申請期間・利用期間

州政府公式の2026年10月7日発表では、2026年10月8日午前10時から11月19日午後4時まで(いずれも現地時間)。なおARDISの一部ページには「11月20日」と残る箇所があるため、締切が異なって見える場合は州の発表に沿って11月19日午後4時までに提出し、更新情報も確認してください。

申請方法

ARDISの専用オンライン申請システムのみ。SPID、CIE、CRS、CNSのいずれかの電子認証でログインし、①申請者登録、②生徒登録、③希望する支援の申請、の順に進みます。申請者が過去に登録している場合は再登録不要となることがあります。

主な条件

2026年度の有効なISEEが原則35,000ユーロ以下、州内居住、該当校への在学、各補助の支出・居住形態要件を満たすこと。一定期間内に配偶者を亡くした親、保護・支援プログラムに入る母親、所定の障害証明がある生徒についてISEE提出の例外が設けられています。

注意点

授業料負担のない公立中学校生が「認可私立校向け最大2,145ユーロ」を申請できるわけではありません。対象のDote scuolaの区分を確認してください。公的発表は上限額であり、選定・審査・予算に応じた実際の支給を保証しません。ARDISへの問い合わせはdirittostudioscolastico@ardis.fvg.itです。

3種類の教育費支援を混同しないための早見表

支援該当する生徒支援額
Dote scuola前期中等校、高校1・2年相当250ユーロ
Dote scuola高校3~5年相当400ユーロ
認可私立校の学費初等教育校最大1,420ユーロ
認可私立校の学費前期中等校最大2,000ユーロ
認可私立校の学費後期中等校最大2,145ユーロ
寄宿舎費対象の後期中等校生徒800ユーロ

同じ州内居住でも、学校が公立か認可私立か、学年がどこか、寄宿施設を利用するかで申請先の選択が変わります。申請前に学校の区分と必要なISEE証明を照合すると手戻りを防げます。

この記事のポイント

  • 対象はイタリアFVG州の居住世帯で、2026年のISEEは原則35,000ユーロ以下
  • 私立の後期中等校向け最大2,145ユーロは全生徒一律額ではない
  • Dote scuolaは学年別に250ユーロまたは400ユーロ
  • 申請はARDISのオンラインシステム限定
  • 州政府公式の締切は2026年11月19日16時(現地時間)。ARDISページの一部には11月20日表記が混在

よくある質問

Q:州の外に住み、州内の学校に通っていれば対象ですか?

A:公表された原則はFVG州に居住する世帯です。学校所在地だけでなく世帯の州内居住要件を確認してください。

Q:どの学校でも2,145ユーロですか?

A:いいえ。2,145ユーロは認可私立の後期中等校向けの最大額です。学校段階・制度により250ユーロ、400ユーロなど大きく異なります。

Q:申請期限は11月19日と20日のどちらですか?

A:州政府の2026年10月7日公式発表とARDISの10月8日更新冒頭は11月19日16時です。ARDIS下部に11月20日の表記もあるため、安全のため11月19日16時までに申請し、最新公告を確認してください。

Q:日本に住みながらイタリアの学校に通う子は対象ですか?

A:通常は対象外です。州居住の家族が事情により国外の認定校に通う特殊な枠がありますが、日本居住世帯一般向けの制度ではありません。

公式情報