大企業では当たり前になった育児休業ですが、中小企業の場合、人的な問題で、なかなか休みを取るのが難しく、仕事を辞めざるを得ない場合も多くあると思います。
こうした状況を鑑み、厚生労働省では「両立支援等助成金育児休業等支援コース」という助成制度を設け、育児休業を取りやすく、また職場復帰しやすい仕組みづくりの後押しをしています。
具体的には、
①連続3か月以上の育児休業(産後休業の終了後引き続き育児休業をする場合には、産後休業を含め連続3か月以上)をさせる取得育休取得時、
②育児休業中の職務や業務内容に関する情報および資料の提供など職場復帰時への対応プランの作成、
③育児休業取得者の新たな雇入れまたは新たな派遣による代替要員の確保、
④子の看護休暇制度の導入・運用及び保育サービス費用補助制度の導入・運用による職場復帰後の支援
の4つのパターンに対して助成金が支給されます。
支給額は、
①育休取得時 28.5万円<36万円>
②職場復帰時 28.5万円<36万円>(職場支援加算 19万円<24万円>)
③代替要員確保時 47.5万円<60万円>(有期雇用労働者加算 9.5万円<12万円>)
④職場復帰後支援
制度導入時 28.5万円<36万円>
制度利用時
(1)子の看護休暇制度
休暇取得者が取得した休暇1時間当たり1,000円<1,200円>に取得時間を乗じた額
(2)保育サービス費用補助制度
事業主が負担した費用の3分の2の額
<>内は生産性要件を満たした場合の加算額
となります。
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