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日本人の死因トップである「がん」!

日本人の誰もが罹ってしまう可能性があるにもかかわらず、企業のがん患者支援の取り組みはまだ普及してるとは言えず、がんの治療と仕事の両立に困難をきたす方も少なくありません。

また、がんだけでなく、難病疾患のために仕事をやめてしまう方もいます。

国や東京都などの自治体では、「一億総活躍社会」や「働き方改革」の名のもと、難病を疾患しても安心して活躍できる社会を目指して、がんや難病患者の就職や雇用継続を支援する助成金を出しています。

今回は、東京都の東京都難病・がん患者就業支援奨励金についてご紹介します!

※難病患者や障がい者を支援する助成金に関する記事はこちら
従業員にがん検診を受けさせると補助金?
高年齢者・障害者・シングルマザーの雇用を支援する助成金とは?

1.東京都難病・がん患者就業支援奨励金とは?

東京都では、難病やがんを患った人々が治療と仕事の両立ができるよう、積極的に支援している企業に対して、東京都難病・がん患者就業支援奨励金を支給しています。

こちらの助成金は、対象労働者を雇入れた日または職場復帰させた日の翌日から起算して1か月以内に、支援計画書を提出しなければなりません。

また、助成対象によって以下3つの助成金に分かれます。

①採用奨励金
②雇用継続助成金
③制度導入加算

この3つの助成金の中身を見ていきましょう!

※支給対象となる難病一覧

2.採用奨励金

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難病やがん患者を、治療と仕事の両立に配慮して、新たに雇入れ、継続就業に必要な支援を行う事業者に支給します。

ⅰ.助成条件

1.東京都内のハローワークから紹介を受けた難病・がん患者を週所定労働時間10時間以上の常用労働者(就労継続支援A型事業利用者として雇用される者は除く。)として新たに雇入れること。

2.雇入れ時に労働者と話し合いを行い、治療と仕事の両立に向けて、就業時に必要な配慮事項を定めた支援計画を策定し、計画に基づき合理的な範囲内で必要な配慮を行い、6か月以上雇用を継続すること。

3.雇入れた労働者が東京都内の事務所に勤務していること。 など

ⅱ.助成額

雇入れ時の週所定労働時間20時間以上:60万円/人
雇入れ時の週所定労働時間10時間以上20時間未満:40万円/人

3.雇用継続助成金

難病やがんなどにより休職した労働者を、治療と仕事の両立に配慮して復職させ、継続就業に必要な支援を行う中小事業者にを支給します。

ⅰ.助成条件

1.週所定労働時間20時間以上で継続的に雇用されている労働者(就労継続支援A型事業利用者として雇用されている者は除く。)が、発症等により1か月以上休職した後、労働者の復職時に話し合いを行い、治療と仕事の両立に向け
て、就業時に必要な配慮事項を定めた支援計画を策定し、計画に基づき合理的な範囲内で必要な配慮を行い、6か月以上雇用を継続すること。

2.復職した労働者が東京都内の事務所に勤務していること。 など

ⅱ.助成額

①平成29年12月31日以前に復職した場合
復職時の週所定労働時間10時間以上:30万円/人

②平成30年1月1日以降に復職した場合
復職時の週所定労働時間20時間以上:60万円/人
復職時の週所定労働時間10時間以上20時間未満 :40万円/人

4.制度導入加算

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採用奨励金または雇用継続助成金の申請に加えて、対象労働者の雇入れ時または復職時に、治療と仕事の両立に配慮した勤務休暇制度などを新たに導入した場合、助成金を加算します。

ただし、採用奨励金は、平成30年1月1日以降にハローワークから紹介を受けて対象労働者を雇い入れた場合に限ります。

ⅰ.助成額

1制度導入につき10万円、最大30万円まで加算

5.まとめ

難病を患っていても、十分な支援さえ受ければ、健康な人以上に活躍できる方は大勢います。

その方々が安心して治療と仕事が両立できる社会になるといいですね。

今回の助成金以外でも、難病患者やがん患者の就職や雇用継続を支援する助成金は多数あります。

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